◇産婦人科3月末で 診療、治療は継続

 八幡浜市内で唯一、出産が可能だった産婦人科医院(19床)が今月いっぱいで分娩ぶんべんの取り扱いを停止することがわかった。八幡浜保健所管内(八幡浜、大洲、西予3市と内子、伊方2町)で出産を取り扱うのは大洲市の2医院(計24床)のみとなる。

 医院によると、少子化や院長の高齢などを停止の理由に挙げている。分娩は扱わないが、一定時期までの妊婦健診を行い、その後は希望する産科施設を紹介するシステムに移行する。産婦人科疾患の診療や治療などの受け付けは継続する。

 八幡浜市内での出生数は2017年度で199人。市内では、市立八幡浜総合病院が出産業務の再開を目指すが、めどはたたない。

 八幡浜総合病院では、医師不足もあって12年1月から出産の取り扱いを中止。現在、産婦人科には医師1人と助産師4人がいるが、新年度には助産師が1人減る。昨年、将来的に分娩の取り扱いの再開を目指して助産師4人程度を募ることにし、資格取得を希望する病院内の看護師に必要経費などを助成する支援策を打ち出したが、希望者はいないという。

 市では愛媛大などに産婦人科医も含めた医師の派遣を要望している。大城一郎市長は「市立病院で出産できるよう今後も働きかけていく」としている。


引用元:
八幡浜での分娩停止へ (読売新聞)