県立大など 植物の芽から
石川県立大(野々市市)などのグループは27日、南米アンデス原産の植物キヌアの芽から、エイズウイルス(HIV)や乳がん細胞の活性化を抑制する色素「アマランチン」の合成遺伝子を世界で初めて発見したと発表した。製薬を目指して研究する。
グループには、北陸先端科学技術大学院大(同県能美市)、焼却炉メーカー「アクトリー」(同県白山市)も加わっている。
栄養価が高く、食糧問題の解決につながる「スーパーフード」と呼ばれるキヌアの栽培方法を探っている過程で、見つかった。遺伝子配列を解析していて、アマランチンの合成につながる遺伝子が含まれているのが明らかになった。
アマランチンは希少なため、病気への効果を確かめるほどの量が手に入らない物質だったが、合成遺伝子が見つかったことで、培養できた。効力を分析したところ、乳がん細胞の増殖を抑制し、エイズの発症を抑える効果を併せ持っていることが判明した。
現時点では、乳がん細胞の増殖やエイズ発症の抑制に既に使われている物質と比べた効力は分からないが、県立大生物資源工学研究所の森正之(まさし)准教授(53)=植物遺伝子工学=は「薬やサプリメントとして活用できる可能性がある」と話す。
引用元:
抑制色素の合成遺伝子 発見 HIVや乳がん細胞に効果(中日新聞)