県は2019年度、赤ちゃんが生まれた県内の全家庭を紙おむつを無料配布しながら訪問し、母親らと面会して、産後鬱などの可能性を早期把握する「ようこそ赤ちゃん!支え愛事業」を始める。

紙おむつは、市貝町に工場のある日用品大手「花王」が提供する。4日、県庁で、福田知事と県市長会長の佐藤栄一・宇都宮市長、県町村会長の古口達也・茂木町長、花王栃木工場の河尻浩宣工場長が出席して、連携協定の締結式が行われた。

 県こども政策課によると、支え愛事業では25市町と協力して、妊娠中の女性や、出産して間もない母親を保健師などが訪ねて質問票を配布する。産前や産後の家庭の状況や、赤ちゃんに対する気持ちを尋ね、産後鬱や虐待の兆候がないかなどを把握し、母子の状態に応じた支援を行っていく。

 特に産後鬱のリスクは産後1か月までの間に高いことから、この時期を目安に、赤ちゃんへ自治体から「初めてのプレゼント」としてメッセージカードとともに紙おむつを贈ることで、母親との面会率を高める考えだ。

 県内では17年中、約1万4000人の赤ちゃんが誕生した。同課の担当者は「母親が地域全体で支えられていることを実感できるような取り組みにしていく」と話し、今後も協賛企業を募っていくとしている。

引用元:
赤ちゃん全員におむつ 県が訪問配布 産後鬱など早期把握へ (読売新聞)