子育て、妊婦 駆け付け支援
子育て中や出産を控えた家庭を支援するため、群馬県高崎市は新年度、手助けが必要な際に電話1本でヘルパーが駆け付ける「子育てSOSサービス事業」(仮称)を始める方針を固めた。電話を受けてから原則1時間以内に訪問し、1時間250円で家事や育児を支援する内容。これまでは産後の訪問支援を展開してきたが、利用可能な時間や対象者を拡大し、出産や子育ての不安解消につなげる。
電話でヘルパー家事や相談対応
市内の妊婦や、未就学児のいる家庭を対象に専用ダイヤルを設置し、年末年始を除く毎日午前8時〜午後8時に利用できる。ヘルパーが2人一組で訪問し、料理や掃除、買い物、子どものおむつ交換やもく浴などを手伝う。育児に関する相談にも対応し、必要に応じて関係機関につなぐ。
現行の「産後ママヘルプサービス」は産後半年までを対象とし、利用は平日のみ、1回千円で2時間までに制限されていた。事前申し込み制のため急な対応が難しく、利用は年間500件前後にとどまっていたという。新事業では、つわりなどで体調が優れない場合も利用できるようになる。
市社会福祉協議会に事業委託する方針で、市総合福祉センター(同市末広町)に拠点を構え、市が新たに雇用する保健師や、市社協にヘルパー登録している子育て経験者らを配置する。
市は市民に来庁してもらう「待つ福祉」から、担当者らが訪問する「出向く福祉」への転換に力を入れ、特に高齢者福祉で取り組みを進めてきた。在宅介護の負担軽減を目的に2016年度に導入した「介護SOSサービス」のうち、プロのヘルパーを緊急的に派遣するサービスの利用は年々増加し、本年度は千件を超える見通しだ。
子育て支援の分野では、妊娠・出産や育児、就労などの相談に対応する総合拠点として、「子育てなんでもセンター」(同市田町)を17年度に開設した。子育てSOSサービス事業に乗りだすことで、「出向く福祉」を強化する。
富岡賢治市長は「子育て支援は地方の最も大きな課題。安心して子どもを育てられる街にしたい」としている。
引用元:
子育SOSサービス事業スタート 新年度から高崎(上毛新聞)