全国的にインフルエンザが流行するなか、米大学の研究チームは、妊娠中や出産したばかりの女性3387人を調査した結果、妊娠中にインフルエンザに感染していた場合、生まれる赤ちゃんが早産や未熟児のリスクが高くなる可能性を突き止めた。



 胎児の発達に関する『Birth Defects Research』に9日に掲載された報告によると、フロリダ大学のソニア・ラスムッセン医学博士らは、妊娠中にインフルエンザに感染した490人と、感染していない妊婦1451人、前の年に妊娠した未感染の母親1446人を対象に、新生児の健康に関する調査を実施。



 その結果、2009年に流行した新型ウイルスに感染し、入院するほど重症だった女性から生まれた赤ちゃんは、早産や出生時の体重が2500グラム未満だった割合が高いことがわかった。日本でも母子手帳をもらうと、「アプガースコア(注)」で出産直後の新生児の健康状態を採点するが、新型ウイルスで重症だった妊婦から生まれた赤ちゃんは、のきなみ点数が低くなった。


2009年大流行の新型ウイルスに要注意

一方で、インフルエンザに感染しても、入院する必要がなかった妊婦が出産した赤ちゃんでは、早産や低体重などのリスクがそれほど高くなかったという。研究グループは「流行シーズンのいま、今一度、ワクチン接種の必要を見直し、もし感染の疑いがあれば、迅速に適切な治療を受けてほしい」と呼びかけている。



 国立感染症研究所によると、国内で今シーズンに入ってからこれまでに流行しているウイルスは、2009年に大流行した新型が最も多く、次いでAH3亜型(A香港型)となっている。




引用元:
インフルエンザ 妊娠中の感染で早産リスク高まる 3400人調査(ハザードラボ)