厚生労働省は12月28日に通知「妊婦加算の取扱いについて」を発出し、本年(2019年)1月1日から、初診料・再診料・外来診療料における【妊婦加算】などの算定を次のように不可とする旨を明確にしました(厚労省のサイトはこちら)。

●A000【初診料】
▽注7の時間外・休日・深夜加算、夜間救急での夜間の加算における「妊婦に対する場合」の加算については、通常の時間外加算等を算定する

▽注10の妊婦加算は算定できない

▽注11の産科・産婦人科(夜間救急を除く)における夜間、休日、深夜の加算については、通常の休日加算等を算定する

●A001【再診料】
▽注5の時間外・休日・深夜加算、夜間救急での夜間の加算における「妊婦に対する場合」の加算については、通常の時間外加算等を算定する

▽注15の妊婦加算は算定できない

▽注16の産科・産婦人科(夜間救急を除く)における夜間、休日、深夜の加算については、通常の休日加算等を算定する

●A002【外来診療料】
▽注8の時間外・休日・深夜加算、夜間救急での夜間の加算における「妊婦に対する場合」の加算については、通常の時間外加算等を算定する

▽注10の妊婦加算は算定できない

▽注11の産科・産婦人科(夜間救急を除く)における夜間、休日、深夜の加算については、通常の休日加算等を算定する

 妊婦加算等は、妊婦への医療提供に当たり、▼医薬品によっては催奇形性がある▼頻度の高い合併症がある―点を踏まえなければならないなど、特別の配慮が必要である点を踏まえ、2018年度の診療報酬改定で新設されたものです(関連記事はこちら)。ただし、「患者への十分な説明がない」「コンタクトレズなどの処方でも加算を算定するのはいかがか」といった指摘があり、根本匠厚生労働大臣が「当面の間、凍結してはどうか」と判断。昨年(2018年)12月19日の中央社会保険医療協議会・総会でも、「極めて異例である」ものの、根本厚労相の判断を了承しました(関連記事はこちらとこちら)。

 2020年度の次期診療報酬改定に向けた議論が、近く、中医協総会で始まります。検討テーマの1つに妊婦加算等も取り上げられることになるでしょう。

 


引用元:
初・再診料等の妊婦加算、1月1日より算定不可―厚労省(メディ・ウォッチ)