岐阜市本荘の熊野神社で二年前、リュックサックに入った生後間もない女児の遺体が見つかった事件をきっかけに、同市長良森町の日本児童育成園の乳児院「乳幼児ホームまりあ」が、妊娠、出産にまつわる悩みに毎日対応できる相談窓口「にんしんSOS」を開設した。


 乳児院は二〇〇〇年に開設され、家庭での育児が困難なゼロ歳〜未就学児を昼夜にわたって預かっている。定員は二十人。


 事件は一六年十二月に発生し、県警が殺人と死体遺棄容疑で調べているが、犯人は見つかっていない。当時、報道を目にした古川健次院長(55)は「妊娠、出産の問題は、人に話しにくい。悲惨な事態になるのを何とか防ぎたい」と相談窓口開設を決断し、県外の乳児院の開設事例などを調査。今月十八日に相談を受け付け始めた。


 望まない妊娠や産後のうつ、中高生の出産にまつわる悩みなどを幅広く受け付ける。看護師や助産師がメールや電話で応じ、直接の面談も可能。子ども家庭支援センターなど各地の行政、関係機関とも連携していく。


 古川院長は「命を預かることを専門として、子育てや妊娠の問題を解決するノウハウを長年蓄積してきた。一人で悩まずに、困ったことがあったらまずは相談してほしい」と話す。


 電話相談は午前九時〜午後五時、携帯080(1550)1385へ。メールは、乳幼児ホームまりあのホームページの専用フォームから送信できる。


引用元:
妊娠、出産の悩み相談して 岐阜の乳児院がSOS窓口開設(中日新聞)