厚生労働省の専門部会は13日、狙った遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」を人の受精卵に施す研究について指針案を了承した。不妊治療などの基礎研究に限って認める。動物や人の胎内に戻して出産することは禁止する。内閣府の専門委員会の了承を経て、2019年4月にも運用が始まる見通しだ。
部会では、人の受精卵にゲノム編集をする研究について、不妊治療などの基礎研究に限って解禁することなどで合意した。使う受精卵は不妊治療で余ったもので、提供者には研究の目的や受精卵の取り扱いについて適切に説明することとした。
動物や人の胎内に戻して出産することは倫理面や安全面の問題から禁止する。研究計画については倫理委員会と国の2段階で審査する。
人の受精卵のゲノム編集は、海外では基礎研究で実施されている。だがゲノム編集をした受精卵を胎内に戻して出産することは、各国で禁止されている。中国では指針で禁止されているにもかかわらず、ゲノム編集した受精卵から双子が生まれたと主張する研究者が現れ、国際的な非難を浴びている。
引用元:
受精卵ゲノム編集の新指針 基礎研究を容認、厚労省(日本経済新聞)