妊娠すると実際どうなる?
“産みたい時に産めるカラダ”は今からつくれる。結婚を意識したら今すぐにでも始めたい「プレ妊活」。今回は実際妊娠した時の身体の変化や、赤ちゃんの成長をわかりやすくまとめます!
正しい知識が、安心のマタニティライフを作る!
経験のない人には想像がつかない“妊娠後のカラダ”。つわりが辛かった、なんて話から不安に感じる人も多いはず。「つわりは個人差が大きいので、なってみないと分からない、というのが正直なところ。よくアイスだけ、チョコだけ、というように偏った食べ物を欲することが多いのですが、初期の赤ちゃんは卵黄嚢というものを持っており、最初はここから栄養を摂っているので、偏った食事しか摂れなくても大丈夫。バランスのいい食事を心がけてほしいのは、胎盤が完成する12〜13週くらいからですね」
また仕事との兼ね合いも気になるところ。パートやアルバイトは産休は取れない?なんて考えがちだけれど、実はすべての人に産前6週間、産後8週間の休暇が認められているのだとか。「産休に入るべきタイミングは一概には言えませんが、急な出血や痛みが出た時は仕事を休まなければいけないので、直属の上司には妊娠が分かった時点で伝えておくといいかも。ただ妊娠初期の流産は10%もの確率で起こるので、それ以外の人に伝えるのは安定期まで待って」どうするべきかが分かれば、初めての経験も怖くないはず。プレ妊活の一つとして、まずは将来への意識を持ち、正しい情報を集めることから始めてみては。
赤ちゃんとママの変化を見てみよう
マタニティライフと一言でいっても、前期と後期では赤ちゃんの大きさも自分の体型・体調も大きく違います。妊娠すると、赤ちゃんはどう育つ? 自分の体はどう変化する?
《前期》0w〜16w
受精卵が子宮へ移動、身体にも変化が
◎ママが妊娠に気づくのは5週ごろ
6週目ごろには心拍も確認できるようになるが、この時期はまだ人間の形をしていないため、胎児ではなく「胎芽」と呼ばれる。だるさや眠気を感じたり、つわりの兆候も出始めるが、まだお腹の膨らみは目立たない。
【12w】おなかがふくらみ始める頃
赤ちゃんはたまごくらいのサイズ
■この時期やること
・産婦人科を受診する
・出産する病院を決めて予約
・飲酒や喫煙はやめる
葉酸がいいって聞くけれど?
〈初期の発育に必要不可欠。妊娠前からの摂取がおすすめ!〉
葉酸は緑黄色野菜に多く含まれる栄養素で、細胞の増殖に必要不可欠。赤ちゃんの先天異常を防ぐためには妊娠前からの摂取が大切なので、妊娠を計画している人は積極的に摂取を。また妊娠時は通常の約2倍、1日400マイクログラムが必要なので、食事よりも吸収・効率のいいモノグルタミン酸型のサプリメントがおすすめ。
《中期》16w〜28w
安定期に入り心身ともに落ち着いた状態に
◎お腹が膨らみ、外見も妊婦さんらしく
胎盤が完成し、へその緒から赤ちゃんへ栄養や酸素の供給が始まる。胎児はお腹の中をぐるぐる動いており、その動きを少しずつ感じられるようになる。つわりも落ち着き、経過が順調なら軽い運動も楽しめるように。
【22w】骨や筋肉が発達し始める頃
赤ちゃんはパパイヤくらいのサイズ
■この時期やること
・周囲の人に妊娠を報告
・食生活に気をつける
・ストレスを溜めない
「母性健康管理指導事項連絡カード」って知ってる?
〈無料で書いてもらえる妊婦のための診断書的なもの〉
妊娠してからの身体の変化を勤務する会社に伝えるもので、提出すると出勤時間を遅くするなど、勤務内容に配慮してもらえる。一般的な診断書と違いこちらは無料なので、つわりがひどかったり、体調の変化で仕事がキツいという場合はぜひ利用してみて。
《後期》28w〜40w
大きくなるお腹に幸福感を感じる
◎胎児の身体が完成。いよいよ出産準備へ
妊娠9ヵ月頃には胎児の身体もおおよそ完成。一方、お腹が大きくなることで胃が圧迫され、胃酸の逆流で吐き気や胸焼けをもよおす場合があるが、臨月に入ると胎児が下に降りてくるので改善することが多い。
【32w】ふっくらした体つきに成長
赤ちゃんはパイナップルくらいのサイズ
■この時期やること
・母子健康手帳を常に持ち歩く
・入院に必要なものを揃える
・体重増加に気をつける
育児休暇に入る前に
〈子育ては男性もできること。分担をパートナーと相談して〉
妊娠・出産は女性だけのものだけれど、子育ては2人で協力してやるべき。男性の育児が浸透しているオランダでは、パパとママが1日おきに育休を取ることもできるんだとか。これは日本では難しいですが、女性だけが育児を負担する必要はないはず。互いのキャリアや家事の分担など、しっかり話し合いましょう。
お話を伺ったのは
吉野一枝先生/産婦人科医・臨床心理士
フリーターやCM制作会社勤務を経て産婦人科医に。クリニックでは診察のほか、心理カウンセリングも。『母と娘のホルモンLesson』(メディカルトリビューン)など著書多数。
引用元:
【プレ妊活】正しい知識で安心のマタニティライフを!(with online)