赤ちゃんは生後3カ月には人の正面顔を、生後6カ月から人の横顔を顔として認識し始めることを5日、自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の柿木隆介教授(65)と中央大の山口真美教授らの研究チームが明らかにした。成果は米科学誌「ニューロイメージ」(電子版)に掲載される。(鎌田旭昇)

 2009年の実験では、正面顔は遅くとも生後5カ月、横顔は遅くとも生後8カ月には認識すると分かっていた。内容を充実させた今回の実験で、より早い時期に認識していると分かった。柿木教授は「成長時期を知ることで、子育てが楽しくなるのではないか」と話す。

 実験には、生後3カ月の乳児14人が参加し、頭に装置を装着。正面顔と横顔の写真を見せたときの血流の変化を調べた。顔を認識すると右脳の血流量が増えるとされ、6カ月間、月に1回計測した。

 正面顔は生後3カ月で血流の変化が見られた。横顔は生後3カ月では反応がなかったが、5カ月を過ぎたころから血流量が増えだした。この結果から、赤ちゃんは生後3カ月ほどで正面顔を認識する能力が成熟しており、生後6カ月ごろから横顔を認識しだすと結論づけた。


引用元:
赤ちゃん、人の顔をいつ認識?(中日新聞)