日本栄養士会などでつくる「赤ちゃん防災プロジェクト」は19日、厚生労働省で記者会見し、乳児用液体ミルクを災害時の救援物資として備蓄する取り組みを進めると発表した。大手菓子メーカー「江崎グリコ」が液体ミルクの製品化に成功し、来年春にも国内での販売が始まる見通しで、普及が加速しそうだ。
液体ミルクは乳児に必要な栄養素を加えた乳製品。成分は母乳に近く、封を開ければ常温のまますぐに飲ませることができる。欧州などで一般販売されているが、日本では粉ミルクが主流で、長年販売が認められてこなかった。
2016年の熊本地震でフィンランドから救援物資として被災地に届けられ、解禁への機運が高まった。厚労省が今年8月、液体ミルクの規格基準を定めた改正省令を施行し、国内販売を解禁。これを受け、国内メーカーが製造・販売に向けた検討に入っていた。
同プロジェクトは、国内メーカーと連携して避難所への備蓄を進める。江崎グリコによると、商品は紙パック容器で、0〜1歳児向けに1本125ミリ・リットル。価格は未定だが、粉ミルクより割高になる見通しだ。
引用元:
母乳に近い成分「液体ミルク」江崎グリコが製品化…来春にも発売、災害備蓄へ(読売新聞)