中小企業の従業員とその家族が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)沖縄支部は1日、那覇市と浦添市の妊婦2162人に対する栄養状況調査の分析結果を発表した。体重と身長から算出する体格指数(BMI)18・5未満の痩せ形で、喫煙している母親の子の約半数が2500グラム以下の低体重で生まれていたことが分かった。妊娠中の母親のうち5%が喫煙し、14・4%が飲酒をしていたことも明らかになった。
「おなかの子に十分な栄養を」

 2015年度の低出生体重児出生率は沖縄が10・9%(全国9・5%)で全国1位。県内の低体重児出生率の改善を目的に、東京大学大学院と共同で13年7月〜14年3月に調査を実施。両市の妊娠中の女性2162人から回答を得た。うち1865人からは出産後のデータも得た。

 母親のうちBMI18・5未満の痩せ形が334人(15・5%)で、18・5〜25・0未満の普通が1577人(72・9%)、25・0以上の肥満が251人(11・6%)だった。

 出生時の平均体重は、痩せ形の母の子は2489グラム、普通の母の子は2591グラム、肥満の母の子は2695グラムだった。「喫煙あり」の母の子は2505グラム「喫煙をやめた」母の子は2640グラム「喫煙なし」の母の子は2630グラムだった。

 また、高血圧の母親の子は2440グラムで、高血圧でない母の子は2742グラムだった。

 調査・分析に当たった佐々木敏教授は、低出生体重児は将来、生活習慣病になるリスクが高くなるとして、「県民は分析結果を重く受け止めてほしい。生まれてくる子どもの未来の健康のためにも、おなかの子に十分なエネルギーと栄養素を与えてほしい」と呼び掛けた。迷った場合は自己判断せず、管理栄養士や助産師、保健師ら専門家に相談するよう促した。

引用元:
やせ形で喫煙の母親、低体重児出産の高リスク けんぽ沖縄調査(沖縄タイムス)