「赤ちゃんポスト」を運営する熊本市の慈恵病院が特別養子縁組のあっせんを始めることが明らかになった。

熊本市の慈恵病院は、親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」を運営すると同時に、予期せぬ妊娠をした女性の電話相談窓口を開設している。これまで電話相談で特別養子縁組を希望する人に対し、病院が仲介業者を紹介していたが、この仲介業者の活動停止に伴い、病院が民間事業者として特別養子縁組のあっせんを自ら行うことになった。

今後は社会福祉士の資格を持つスタッフを拡充し、SOS電話相談から特別養子縁組のあっせんまでを一貫して病院で行う。

慈恵病院・蓮田健副院長「こうのとりのゆりかごと電話相談もなかなかエネルギーを使うけれども、特別養子縁組に関しては、よほどの覚悟を持って取り組まなければ…」

慈恵病院はすでに、今年7月末に熊本市にあっせん団体としての登録を済ませていて、行政からの認可が下りれば、来年1月頃をメドに養子縁組のあっせんに取り組みたいとしている。

引用元:
慈恵病院、特別養子縁組あっせん開始へ(日本テレビ系(NNN))