ベビー用品の中でも高価な買い物のひとつが“ベビーカー”。でも、せっかく買ったのに、「乗せると嫌がって泣き叫ぶのでまったく使わないまま泣く泣くお蔵入りしてしまった」というママの失敗談をよく耳にします。
現在1歳3ヵ月の男子を育てている筆者も、一時期ベビーカーに乗ることを嫌がられて困った経験があります。
そこで今回は、保育園で保育補助として勤めた経験のある筆者が、これまでの経験をもとに子どもがベビーカーを嫌がる理由と 、子どもの特性を活かした“無理強いしないベビーカー克服法”を3つご紹介します。
【INDEX】
子どもがベビーカーを嫌がるのはナゼ?
無理強いしない「ベビーカー克服法」3STEP
ステップ1:まずは家の中でベビーカーに試乗してみる!
ステップ2:ベビーカーが快適かどうかチェック!
ステップ3:ベビーカー好きにさせる3つの秘策を試そう!
子どもがベビーカーを嫌がるのはナゼ?
ベビーカーを嫌がる理由として最も多いのが「ママと離れたくない」という“依存欲求”によるものです。特に低月齢の赤ちゃんの場合、ママの顔が見えなくなっただけでも不安で泣いてしまうことがあります。
また、子どもの成長過程として、後追いや人見知りが激しい時期や自我が芽生え出した頃にベビーカーを一時的に嫌がることがあるようです。
無理強いしない「ベビーカー克服法」3STEP
ベビーカーを嫌がる子どもに、以下の克服法3ステップを順に試してみてください。
もし子どもが泣いて嫌がったら「また今度乗ってみようね」と、笑顔で子どもの気持ちを受け止めてあげて、無理強いしないことが大事です。
ママが「泣かせてごめんね」と悲しい顔で謝ったり、「なんで乗らないの!」と怖い顔で怒ったりすると逆効果です。ますますベビーカー嫌いになってしまうので注意しましょう。
ステップ1:まずは家の中でベビーカーに試乗してみる!
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ベビーカーも“新しいオモチャ”のひとつだと考えてみてください。遊び方も知らない大きな物体に、 いきなり乗せられたら子どもが怖がるのも当然ですね。
そこで提案したいのが、家の中で遊ばせること 。筆者の場合、息子が1歳になってベビーカーの車輪に興味を持ったのでしばらく触らせて遊ばせてみました。
お気に入りのぬいぐるみをベビーカーに乗せ、ママが家の中を押して見せるのもオススメ。それを見た筆者の息子は自分から乗りたがりました。家の中で試乗できるようになれば、次のステップへ進みましょう。
ステップ2:ベビーカーが快適かどうかチェック!
ママの顔が見えなくて泣く子の場合、対面式のベビーカーを選びましょう。1歳過ぎて歩けるようになったら、自分で乗り降りしやすいバギータイプに思いきって買い替えてみるというのも手!
また、成長するにつれ快適さも変化するので、リクライニングの角度に無理がないかやシートベルトがきつすぎないかも確認しましょう。
ステップ3:ベビーカー好きにさせる3つの秘策を試そう!
【 秘策1 】お出かけ前の儀式
気持ち良く出発できるように「今日はベビーカーでお出かけするよ」と、事前に声をかけることを忘れずに。お出かけ前の儀式として、おもちゃを片付けて、帽子をかぶり、靴下をはくなどいつもお決まりの手順を踏むと、心の準備がしやすくなります。
【 秘策2 】ベビーカーを時々止める
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忙しいママによくありがちなのが、目的地に向かって最短距離でベビーカーを走らせてしまうこと。でも、それでは子どもはちっとも楽しくありません。
植物や動物など興味のありそうなものを見つけたら、ベビーカーを止めて子どもの目線まで下がり「きれいな赤いお花だね、ワンワンもいたね」などと、話しかけてみては?
【 秘策3 】お守りグッズ
子どもの機嫌が悪くなる3大理由は、“お腹がすいた、眠たい、飽きてきた”、です。
お出かけバックには、軽食や水、粉ミルク、安心して眠りにつけるブランケット、ベビーカーにつけられるオモチャなどがあると便利です。手の平サイズの小さな絵本は、軽くて音が出ないので電車内でもオススメ!
いかがでしたか?
ベビーカーに乗せて一度泣いてもすぐにあきらめずに、一週間、一ヵ月と間をあけて、ステップ1から焦らず順に再チャレンジしてみてくださいね。
筆者の息子は1歳を過ぎて新しいバギーに買い替えて、今回ご紹介した克服法を試したところ、一時期乗らなかったのがウソのようにベビーカー好きになってくれました。
ベビーカーでの移動に慣れてくれれば、抱っこによる腰痛も軽くなり、ママの活動範囲が広がってお出かけが楽しくなりますよ!
引用元:
ギャン泣き赤ちゃんも笑顔に!?「ベビーカー嫌い」を克服する秘策とは?(It Mama)