目次

・エピソード1:“出産祝い”という名の飲み会
・エピソード2:お祝い訪問のはずが…
・産後は家族にサポートしてもらって心身を休める時期
・“呪い”の出産祝いにならないように

【助産師が聞いた】喜べない!迷惑すぎる「出産祝い」エピソード2つsource:https://www.shutterstock.com
ご出産後は、ご親戚やご友人からお祝いをいただくことがあるでしょう。

本来の出産祝いとは、新しく生まれた命を祝い、命を生み出した女性をいたわるもののはずですが、なかには、“出産祝い”という名の企画にパパが誘われることもあり、ママにとっては迷惑に感じることも……。

命を生み出したばかりの女性が迷惑に感じるお祝いとはどのようなものでしょうか。

筆者が今までにであった“出産祝い”が呪いに変わった具体的な話をご紹介します。


【助産師が聞いた】喜べない!迷惑すぎる「出産祝い」エピソード2つ



エピソード1:“出産祝い”という名の飲み会
2人目のお子さんを産んでから1ヶ月のママから聞いた話です。


【助産師が聞いた】喜べない!迷惑すぎる「出産祝い」エピソード2つsource:https://pixta.jp
ダンナが週3で飲み会に行くんですよ!わたしは、まだオシモ(会陰切開あと)が痛いし、おっぱいも張るし、上の子を寝かせようとすると赤ちゃんが泣くし……で、もうボロボロなのに。せめて上の子のお風呂くらい入れてほしいのに、夜遅く酔っぱらって帰ってくるんです。

さらに驚愕の内容は続きました。

行ってほしくないって言ったら、会社の取引先の人たちから“出産祝い”って誘われたから断れないって…

“出産祝い“で祝われるのは、新しく生まれた赤ちゃんと、命を生み出したママなのではないでしょうか。

この二人を置き去りにした「出産祝い」の主役はパパだったようです。

もう、会社の人たち呪ってやる〜!って……腹が立つんですよ!


エピソード2:お祝い訪問のはずが…
さらに、違う方からこんな話を聞いたこともあります。


【助産師が聞いた】喜べない!迷惑すぎる「出産祝い」エピソード2つsource:https://pixta.jp
里帰りから自宅に戻ったらすぐに、パパの会社の人が「赤ちゃん見てお祝いしたい」ってウチに来たんですよ。3人も。がんばって買い物行ってご飯つくったら、23時すぎまで帰らなくって。酔っぱらった手で赤ちゃんを抱っこされるのも嫌だし、狭い部屋だから沐浴も授乳もできなくて……。正直、呪ってやる!って思ってました。独身の男性にはわからないのかもしれませんね……。

その場にいたパパは気遣ってくれなかったのかと尋ねると、さらに驚きの内容が続きました。

パパは酔いつぶれて先に眠っちゃったんですよね。パパが起きないからようやく帰ってくれたって言うか……。だから、見送りも片付けも、そのあとの沐浴も全部私が1人でしたんです。…
泣きました。

信じられないことに、パパはそのまま朝までぐっすり眠って起きなかったそうです。パパは独身気分のままなのでしょうか。


産後は家族にサポートしてもらって心身を休める時期
産後は、出産をがんばったママの心身を回復させる時期です。

産後は心身に大変化が起こっています。女性ホルモンの急上昇と急降下、大きくなった子宮が小さくなり腰や股関節が痛み、会陰切開や帝王切開の傷あとも痛みます。

そのうえで慣れない育児が24時間体制で始まります。まるで、フルマラソンを完走したての人に、24時間業務につかせるようなものです。

パパには、仕事を休んででもママのからだを労わってほしいし、仕事から早く帰って家事や育児をサポートしてほしい時期なのです。


“呪い”の出産祝いにならないように
もし会社関係の方がお祝いをしたいと思ってくださっているなら、早く帰宅して家事や育児ができるようにパパの仕事を減らしてあげてほしい。

飲み会を企画してくださるなら、ご馳走する予定だった予算を“出産祝い”として渡してあげてほしい。

そしてなにより、誘われたパパご自身が断る勇気を持ってほしい。

筆者はそう思います。

男性にとって“軽い気持ちのお祝い会”だとしても、ママにとっては“一生忘れられない呪いの出産祝い”になってしまうかもしれません。

産後の女性は大事にしてし過ぎることはないということを、世間の男性に知ってほしいと思っています。

【参考・画像】
※ buritora / Shutterstock、ふじよ、Ushico / PIXTA(ピクスタ)

引用元:
【助産師が聞いた】喜べない!迷惑すぎる「出産祝い」エピソード2つ(ウーマンエキサイト)