子どもが言うことをきかないとき、何度も同じ失敗をするとき、他の子ができていることができないとき、ついついイライラして、子どもを怒鳴っていませんか?
怒鳴ると、子どもは怯えて、短期的には言うことをきくかもしれません。そして、あなたの思い通りの行動をしてくれるかもしれません。
しかし、長期的に見てみると、子どもを怒鳴りつけるという行為は、思わぬ結果を生むことになるのです。
今日は、コミュニケーションライターの黄本恵子が、”親が怒鳴ることで子どもに起こる恐ろしい影響”について、これまでの経験をもとにお伝えします。
【INDEX】
▼親が怒鳴ると子どもは人の目ばかり気にする
▼怒鳴りそうになったら自分の気持ちを伝えよう
▼親が怒鳴ると子どもは人の目ばかり気にする
子どもに暴力をふるってはいけない、というのは誰でも分かっていることだと思います。怒鳴ることも同様に、暴力を振るうのと同じぐらい、子どもの精神を傷つけるものです。
自分より体が何倍も大きい存在に、大きな声で怒鳴られる。しかも、親という、子どもにとっては絶対的な存在に事あるごとに怒鳴られる。
そんなことが続けば、子どもの心は恐怖で萎縮してしまうのは当然と言えるでしょう。
結果、
・常に怒られるのを恐れて何かと回避行動をするようになり、自分から積極的に行動しない
・人の顔色を見て行動をするようになり、誰とも本音を話せず、精神的に孤立してしまう
・他人と関わるのが精神的に苦痛になり、最終的には引きこもったり病気になってしまう
ということになってしまうと筆者は思います。
また、子どもが大人になり、自分より弱い存在に出会ったとき、怒鳴る、暴力を振るうなどの行為で自分の思い通りにしようとすることも考えられます。
幼少期の親とのコミュニケーションは、子どもがこれから出会う他人と接していく上での基盤となるもの。
怒鳴って言うことをきかせることが多い人、ついつい怒鳴ってしまうことが多い人は、今のうちに子どもとのコミュニケーションを見直し、改善していく必要があるかもしれません。
▼怒鳴りそうになったら自分の気持ちを伝えよう
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カッとして怒鳴りたくなったときは、ひと呼吸、ふた呼吸、大きく息をして吐きましょう。怒りの感情を息とともに吐き出すイメージです。
そして、上からではなく、子どもと同じ目線になって、しゃがみこんで、子どもに話しかけましょう。
「どうしてこんなことをしたの? ママはすごく今悲しい気持ちなんだけど」
「あなたがこんなことをすると、ママはすごく心配になるからやめてほしいの」
このように伝えるのです。怒鳴って言うことをきかすのではなく、対等の立場として対話する方向にシフトしてください。
そうすることで、子どもは“自分は大切にされている”“ママ(パパ)は自分の話を聞こうとしてくれている”と思うことができます。
むやみに他人を怖がって萎縮して行動しなくなったり、怯えたりすることがなくなってくるでしょう。
とはいえ、それでも怒鳴ってしまうときはあると思います。怒鳴るということは、衝動的な行為です。考えてできるものではありません。
本当は怒鳴りたくないのに怒鳴ってしまったときは、気持ちが落ち着いてからでいいので、子どもに「さっきは怒鳴ってごめんね」と伝えましょう。
そして、怒鳴った自分を、許してあげてください。人は、自分を許せた分だけ、他人にも心を広くできるものです。いつまでも子どもを怒鳴ってしまった自分を責めて引きずらないように気を付けてください。
親が暗い顔をしていると、子どもは「ママが暗いのは自分のせいなんだ……」「自分はやっぱりダメな子だ……」と思うようになります。
親として、自分の過ちを素直に子どもに打ち明けるのは勇気のいることかもしれません。しかし、それができたとき、親子の心の距離はぐんと近づきます。
引用元:
親がイライラする・怒鳴ることで「子どもの心」に及ぼす影響(It Mama)