妊娠・出産・育児に関するアプリ開発などを手掛ける株式会社カラダノートが、同社が運営するWebメディア『カラダノートママ部』が実施した「ママのタバコと育児に関する意識調査」の結果を発表した。
調査期間は2018年7月29日〜2018年8月5日、調査対象は『カラダノートママ部メルマガ登録者』のうち幼い子を育児中の母親、回答人数は2230名、調査方法はインターネット調査。同社に問い合わせたところ、今回の調査は『カラダノートママ部』メルマガ会員30万人のうち、育児中の方89812名に配信し回答を集めたとのことだ。
まず、回答した育児中の母親2230人中、喫煙経験があると回答したのは802人で、2.78人に1人。つまり育児中の母親のおよそ3分の1が喫煙経験者という計算だが、育児中のメルマガ会員の中でも特に喫煙経験者が今回の調査により高い関心を示して回答したと見ることもできる。ちなみに喫煙を始めた年齢については、およそ6割に当たる483人が「〜19歳」と回答している。
喫煙経験があると回答した母親802人のうち、「以前吸っていた」のが670人、「現在も吸っている」のは132人で、喫煙経験のある母親の8割以上が現在は喫煙をやめている。また、喫煙経験がある母親802人のうち、746人が「これまでに禁煙したことがある」と回答し、483人が「妊娠・出産を機に禁煙した」と回答。残りのおよそ4割に当たる319人の中には、妊娠前に禁煙を開始していた人、あるいは出産後に禁煙を開始した人、また妊娠中も喫煙を続けていた人も含まれていると思われる。
「妊娠・出産を機に禁煙した」483人中、産後に喫煙を再開したのは121人。産後喫煙を再開した時期については、121人中半数以上の66人が「産後すぐ〜産後3か月以内」と回答し、産後1年未満で喫煙を再開しているのは121人中95人(78.5%)。喫煙再開の理由は、「イライラやストレス」と回答した人が43人(35.5%)、「母乳卒業」「周りが吸っていた」がそれぞれ10人(8.26%)と続く。
回答者の記述には、〈治安の悪い地域での初めての子育てで(地元ではなく知り合いもいない)ストレスを感じ、早くタバコを吸いたいと常々思っていたが、完母のため吸わずに我慢していたが、卒乳をきっかけにお酒とタバコを再開した〉〈産後のストレスと子供と2人で家にいなければならない寂しさから〉といった内容もあり、煙草がイライラやストレトのはけ口として機能しているようだ。禁煙継続には、本人の意思のみならずストレスや寂しさと折り合いを付けられる環境が重要なのかもしれない。
産後喫煙を再開した121人のうち、57.8%が「子どもの前で吸わない、子どものいる部屋で吸わない」と回答。〈会社でだけ吸う〉〈家の中では吸わない〉など子どもと一緒にいる空間では「吸わない」旨を回答する人もいる。
筆者は現在3歳の子どもを育てているが、街や公園で煙草を吸っているママさんを見かけることは稀だ。そして滅多に見かけない分、育児中の母親の喫煙率がどの程度なのか、実態が掴みにくい。それだけに今回の調査は、育児中の母親の喫煙事情の片鱗が窺え、非常に興味深いものであった。
一方で、「妊娠・出産を機に禁煙した」483人のうち、残り362人は禁煙を継続している。つまり禁煙チャレンジしたうちの約8割は成功しているのである。禁煙に成功した母親と、喫煙再開した母親、その違いはどこにあるのか。こちらにスポットを当てた調査も見てみたい。
引用元:
女性の禁煙、妊娠・出産を機に成功8割 喫煙再開の母親も「子供には配慮」(ウェジー)