湖西市は、市内で産婦人科医院の開業を予定する医師に、市有地を十年間無償で貸し付ける新制度を導入する。市内に分娩(ぶんべん)できる施設がない市は、二〇一六年に開業の施設・設備整備経費の補助制度を創設しているが、応募がないため、さらに優遇制度を拡充することにした。


 新制度では、市が複数の市有地をあっせんし、希望する場合、その土地を十年間無償で貸すとしている。関係する条例改正案を市議会九月定例会に提出し、議決を得てスタートさせる。十年後の買い取りなど、事前の条件は付けない。


 二〇〇七年八月に市立湖西病院が分娩を休止して以降、妊婦は、隣接する浜松市や愛知県豊橋市で出産するしかない状態が続いている。定住促進や、人口流出防止のためにも市は手厚くした優遇制度で募集PRに力を入れていく。


 経費の補助制度は、医院開業のハード整備に要する経費の二分の一で、県の補助金上限約三千六百八十万円を含む、上限一億円を計六年で交付する内容となっている。


引用元:
湖西市 産婦人科開業へ優遇拡大(中日新聞)