喘息の発作を起こさないためには、ハウスダストやペットなど、普段からできる対策があります。

喘息に詳しい仁友クリニック院長の杉原徳彦先生に、子どもが喘息の発作をなるべく起こさないように親としてできる対策について教えていただきました。

なぜ、喘息の発作が起きるのか、どんな病気なのかについては前回の記事 【喘息Q&A】 喘息はアレルギーの病気なの?原因と検査方法 #01 をご覧ください。

杉原徳彦先生


【INDEX】
▼喘息予防で大切なのはハウスダスト対策
Q1: 日常生活の中で、親としてできる喘息の予防策はありますか?
Q2: ハウスダストというのは、何が含まれていますか?
Q3: 掃除のほかに、ハウスダストを減らせる方法はあるのでしょうか?

▼ペットも喘息の原因になります
Q4: 生活の中のアレルギー対策としてはハウスダスト以外に何がありますか?
Q5: ペットがアレルギーの元になるのはなぜでしょう?
Q6: アレルギー体質でも飼いやすい犬種とはなんですか?
▼ハウスダストやペットには空気清浄機が有効
Q7: 空気の入れ替えは、地域や天気の問題もあって、常にできない場合もあるのでは?
Q8: 空気清浄機を置く場所はどこがよいのでしょうか?
▼一番大事なのは、病院で治療を受けること

▼喘息予防で大切なのはハウスダスト対策

喘息の多くはアレルギーが原因です。喘息の発作を起こさないためには、アレルギー原因物質に触れる機会をなるべく減らしたいですね。そのために一番大事なハウスダスト対策についてうかがいました。

Q1: 日常生活の中で、親としてできる喘息の予防策はありますか?


東京・中野坂上 仁友クリニック 杉原徳彦 先生


特にハウスダスト対策が重要だと私は考えています。

第1回でお話したように、喘息の多くはアレルギーが原因です。そして、ハウスダストのアレルギーを持っているお子さんは、いま症状が出てなかったとしても、慢性鼻炎になる可能性があります。それを放っておくと将来、喘息になる可能性が高いのです。



Q2: ハウスダストというのは、何が含まれていますか?


ハウスダストにはダニの糞や死骸などが含まれていて、アレルギー原因物質となります。

よく誤解があるのは、掃除についてですね。お子さんがハウスダストのアレルギーを持っているという検査結果が出ると「わが家は汚いのか」とお母さんががっかりされるケースがあります。

そうではなくて、ハウスダストというのはそもそも身の回りからゼロになることはないのです。もちろん適度の掃除は定期的にされたほうがいいですけど。



Q3: 掃除のほかに、ハウスダストを減らせる方法はあるのでしょうか?


空気の入れ換えですね。

アレルギーの原因物質は、空気中を浮遊しているので、空気を入れ換えることでその濃度を薄めることができます。

だから定期的な空気の入れ換えが重要です。幹線道路沿いや工業地帯など外気がきれいでない地域以外では、空気の入れ換えをこまめにしてあげるべきです。


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▼ペットも喘息の原因になります

アレルギーによる喘息の原因として、ハウスダストと同じように重要なのがペット対策です。心の癒やしとなるペットですが、喘息の原因にもなります。人間とペットが共存するための方法をうかがいました。



Q4: 生活の中のアレルギー対策としてはハウスダスト以外に何がありますか?


ペットもアレルギーの原因になります。そのため猫や犬やハムスターなどを飼った場合に、喘息がでるケースがあります。

これもハウスダストと同じで、空気をこまめに入れ換えましょう。

あとは人間の逃げ場を作らないといけない。必ず、動物が入ってこない別の部屋を一つ作る。そうすることでペットと一緒に生活ができる場合もあります。



Q5: ペットがアレルギーの元になるのはなぜでしょう?


ペットの毛が原因です。毛が抜けるときに一緒にフケが飛びます。そのフケが悪さをするのです。

本当はアレルギー体質のある人は毛のある動物は諦めたほうがいい。犬の場合はアレルギー体質でも飼いやすい犬種もありますが、ネコ、ハムスター、ウサギなどでは、飼いやすい種類というものはありません。

ペットが寿命を迎えて亡くなったら、飼い主が元気になったという例もありました。



Q6: アレルギー体質でも飼いやすい犬種とはなんですか?


人気の犬種で代表的なのは、トイプードルなどプードル系です。

これらは毛が抜けにくいのです。ただ、犬アレルギーで過敏な人は、プードルなど毛の抜けにくい犬でもダメな場合があります。



▼ハウスダストやペットには空気清浄機が有効

空気中を舞っているハウスダストやペットのフケは掃除で取り除くことはできません。また換気も地域や天候によって思うようにできない場合もあります。

その場合にも有効な空気清浄機の利用方法についてうかがいました。

Q7: 空気の入れ替えは、地域や天気の問題もあって、常にできない場合もあるのでは?


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一番良いのは空気清浄機を買うことではないでしょうか。

ハウスダストやペットのアレルギー対策として、空気清浄機を置いておくのをおすすめします。

空気中のアレルギー原因物質は、人間の活動がなくなると下に降りてきて、寝ている人に降りかかってくる。それを空気清浄機で吸わせてしまうのです。



Q8: 空気清浄機を置く場所はどこがよいのでしょうか?


寝室の枕元に置くのが一番効果的だそうです。

実際に部屋のどこに空気清浄機をおくと有効か実験をした方がいて、枕元等、一番人が家の中で長く時間を使う場所に設置する事が一番有効だという論文もあります。(※1)。



▼一番大事なのは、病院で治療を受けること

こまめな掃除や空気の入れ換え、空気清浄機を置くことなどで、ハウスダストやペットのアレルギーの危険性を減らすことはできます。



引用元:
【喘息Q&A】 ハウスダストやペットとどう付き合えばいいですか?(It Mama)