毎回、様々なジャンルで活躍されている人達の子育てやリアルな私生活に迫る「これが私のIt ♡ Life」シリーズ。今回は、二人の頼れる先輩ママのご紹介です。

一人目は、人気お笑いコンビ「クワバタオハラ」のくわばたりえさん(3児のママ)。

二人目は、「第39回母子保健奨励賞」を受賞し、It Mamaのライターとして活躍中の「さら助産院」院長のあき助産師(2児のママ)です。

今回あき助産師の企画で実現した「くわばたりえ✕さら助産院 育児トークイベント」をIt Mamaが取材してきました。

当日集まった約150人以上のママが笑い、涙したトークショーの内容とは……?






【INDEX】
▼多くのママが涙…あき助産師が伝える「家庭でしかできない性教育」とは?
▼3児のママ・くわばたりえさんは「1人目の育児」が最も辛かった!?
▼ママ150人の悩み1位は…?「育児・夫婦」のこと、くわばたさんに聞きました!
Q1:子どもが言うことを聞かない時、イライラする時に叩きたくなります。どうしたら良いのでしょうか?
Q2:子どもと性格が合いません。きょうだいを平等に愛せないときがあります。どのように3人に平等に接していますか?
Q3:夫の全てに対してイライラします!もう触れてほしくもありません! くわばたさんは、どのように夫婦のコミュニケーションを意識していますか?

▼多くのママが涙…あき助産師が伝える「家庭でしかできない性教育」とは?

突然ですが、皆さんは幼い子どもから「赤ちゃんはどうやってうまれてくるの?」と聞かれた時、どのように答えていますか?

「拾ってきたのよ」「コウノトリさんが運んできたのよ」「痛かった〜」などと回答しているママも多いのではないでしょうか。

しかし、埼玉県八潮市を中心に小学生〜高校生の“いのち・性の授業”として講演活動を行っているあき助産師によると、子どもがそのような“いのちの誕生”に関心を持ったときが性教育スタートのチャンスだと言います。


Photo by It Mama

「家庭での性教育」と聞くと、夫婦生活や避妊などを伝えることなのか? と想像する人がいるかもしれませんが、そのような内容ではまったくありませんでした。

たとえば、「おなかの中にいるときには、健康に気をつけたんだよ」「あなたのお誕生はすばらしかったよ」「かわいい赤ちゃんで、たくさん抱っこしたんだよ」「ハイハイした時にうれしかったよ」……のように、家族が“いのちの誕生”を楽しみにして成長を喜んだ気持ちを伝えることが、家庭でしかできない性教育であり、子ども自身が聞きたい内容だとあき助産師は語ります。


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今回は親世代を対象とした内容でしたが、小中高校生に講演活動をしているあき助産師は、対象の年齢によって伝える内容を変えているそうです。

講演の最後に、スライドショーで「いのちの授業」を受けた小中高校生の感想が流れると、赤ちゃんを抱きかかえながら聞いていたママの中には、子どもを見つめながら涙する方もいました。

性教育と聞くと“恥ずかしい”と感じるママや、“小さな子どもには早い”と考える人がいるかもしれません。しかし、出産や成長を喜んでいる気持ちを伝えるのであれば、年齢は関係なく安心して伝えられますね。

It Mama編集部も、あき助産師のお話を聞いて、「家庭での性教育」へのイメージが大きく変わりました。



▼3児のママ・くわばたりえさんは「1人目の育児」が最も辛かった!?


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続いて、3人の子どもの育児に奮闘するくわばたりえさんのトークショーが始まりました。

登場から会場を笑いの渦に巻き込むくわばたさん。今だから笑って言える“ドタバタ1人目育児エピソード”を話してくれました。

長男を出産された時、里帰りを終え「やっとママらしい生活が始まる! ママとしてこの子を育てるんだ!」と意気込んだものの、実家では感じなかった“孤独”に耐えられなかったと言います。泣いている子どもにイライラ、旦那さんにイライラ、そんな自分にもイライラ……。思えば、1人目の育児が一番つらかったそうです。

離乳食を食べるペースや立って歩きはじめる時期、トイレトレーニングも、育児書や他の子達と比べる度に「自分の子は遅れているのではないか……」「自分の育児の方法が間違っているのではないか……」と、不安になったりイライラしたり、本当に“しんどい”時期だったとか。

そんなくわばたさんから、新米ママに向けたメッセージは、「育児書ではなく子どもを見ましょう!」というものでした。


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3人目を生んで、やっとマイペースに育児を楽しめるようになりました。
離乳食を食べない長男に毎日“なんで食べないの!?”とイライラしていたのが嘘みたいに、“まあいつか食べるでしょう!” “ミルクは飲んでるし、大丈夫!”って思えるようになりました。
いつか〜〜できるようになるだろう、と子どもの可能性や未来を信じてあげることも、とっても大切なんだなと今では実感しています。

つい周りの子と比べて焦ってしまうママ達に、「誰とも比べないこと! ママは、これだけを頑張っていけば大丈夫」とエールを送っていましたよ。

ママはつい頑張りすぎて、あれもこれも全部ちゃんとしなくては……と思いがち。ですが、子どもにとってママはたった1人の大切なママであり、上手くいかない・できないことがあってもママはママ。いつも、ママのことが大好きです。

100点満点になろうとしているのはママ自身であり、実はママのためなのかもしれません。

肩に力が入りすぎて疲れた時やふとした時には、頑張るのをやめ、子どもと向き合ってみてはいかがでしょうか?



▼ママ150人の悩み1位は…?「育児・夫婦」のこと、くわばたさんに聞きました!


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トークショーの最後には、くわばたりえさんのQ&Aコーナーが始まりました。来場した約150のママ(パパ)からの質問の中で、特に反響があった質問を3つご紹介します。

Q1:子どもが言うことを聞かない時、イライラする時に叩きたくなります。どうしたら良いのでしょうか?

くわばたさん:私も叩きたくなるくらいイライラしたことがあります。でも、ある日とてもイライラしている時に自分自身のほっぺを思い切り叩いてみたらとっても痛かったんです。その時、「ああこんな痛いんだ。この子になんて痛いことをしようとしたのかしら」と思いました。

それ以降、私は怒らないで笑わせるように心がけています。例えば朝は「起きなさい! 遅刻するよ!」ではなく「朝だよ! 起きるよ〜」といって変なダンスを子ども達の前でしています。すると面白がって付いて来てくれます。(笑)

また、イライラしたら深呼吸して、ママに得になることをしたら良いかもしれません。

知り合いのママはイライラする度に気分を落ち着かせるため“ハンドクリーム”を塗るようにしたところ、年をとった今でもめちゃくちゃ手がスベスベなんですよ! どんだけイライラして塗っていたんですかねえ……。(笑)ちなみに、子どもはハンドクリームを見る度におとなしくなったそうです。



Q2:子どもと性格が合いません。きょうだいを平等に愛せないときがあります。どのように3人に平等に接していますか?

くわばたさん:まず人間ですから、性格の不一致はあって良いと思います。でも、子どもに“ママから差別されている”とか“ママに愛されていない”と感じさせてはいけないと思います。そんな時は、「可愛い」とか「好き」とかあえて口に出したり、ハグしたり、行動にしていると自然とそう思えてくると聞いたことがあります。

わが家では、3人のきょうだいそれぞれに「あなたのことが一番好きやで」と伝えています。もう7歳の長男はハイハイ、と言って流してきますが4歳の次男はそれがとても嬉しいようです。過去に1回、「ママはパパと僕、どっちが好き?」と聞いてきた時に「パパかな〜」と答えたら「ブブ〜! ママは僕のことが一番好きなんですぅ〜!」と言っていました(笑)。

この、“愛されているという自信・ポジティブさ”が、もしかしたら将来とても大切になってくるんじゃないかなと思います。



Q3:夫の全てに対してイライラします!もう触れてほしくもありません! くわばたさんは、どのように夫婦のコミュニケーションを意識していますか?

くわばたさん:まず、夫は変えられません。変えられるとしたら自分自身のことだけです! 短気な人、マイペースな人がいますし、イライラしたって相手には伝わらないし変わりませんよ!

TVなどのイメージで喧嘩してそうと思われる私ですが、実は夫婦喧嘩をしたことがほぼないんです。でも過去に1度、飲み会で遅く帰ってきた夫にイライラして、口をきかない時がありました。家のドアは乱暴に閉めるけど、怒鳴り合ったりはせずに“冷戦状態”でした。すると子どもがいきなり私と夫の顔をくっつけて「家族だよ」って言ったんです! まだ3歳くらいの子どもでも、ママとパパが喧嘩していることに気づいていたんですね。その時、息子の目の前で「パパごめんね」って仲直りできました。

子どもの前で喧嘩をしてしまったら、子どもの前で仲直りすることが大切な気がします。どんなに小さな子でも、ママとパパが喧嘩したら嫌ですもんね……。

また、パパを指して「あんな大人になったらだめよ〜」と言うのもNG。その子にとって大切なパパですから。「ママはパパと結婚して幸せだな〜」と子どもに言っていると本当にそう思えてくると思います。

もし夫が、育児に全然興味を持ってくれない・手伝ってくれないのであれば、ママ自身が楽しそうに育児して見せると良いのではないでしょうか? 「楽しそうだな。」と思わせたら意外とお出かけとか買い物に付いてくるようになるかもしれませんね。

いつだってママが笑顔でいられることが大切なので、息抜きの時間を作るために、一時保育のサービスや親戚を頼っても良いと思います。それでまた笑顔で子どもと接することができるのであればぜひ活用してください。それで夫に「ぜいたくだ」って言われたら、「じゃあアナタが見てね」って預けちゃえば良いんです!(笑)
夫婦関係にまつわる話は、なんと会場のママの半分以上の方が聞きたかったようで、圧倒的に一番多い質問でした。

どの質問に対しても、くわばたさんは「私もあったな〜」「わかるわ〜」と共感した上で、先輩ママとして、またEテレの人気番組でくわたばさんがMCを担当されていた『すくすく子育て』(NHK)で得た知識なども織り交ぜて回答してくれていましたよ。

初めての育児で頑張りすぎて、夫婦のこと・子どものことでイライラしてしまうこともあるでしょう。ですが、今目の前にいるわが子の成長は本当にあっという間。

イヤイヤ期やトイトレも、今は大変だったことが数ヶ月後、来年にはすべて“思い出”になります。

もし、育児で悩むことやしんどいと感じることがあったら、その時はぜひわが子が生まれた時のことを思い出し、ママが笑顔でいるために息抜きしても良いのではないでしょうか。

周りの友人や家族、地域の児童館や病院や助産院の先生など、誰かに吐き出してみるのも良いと思います。

何でも頑張って100点満点を目指すのではなく、子どもとママ自身が心から“楽しいな”、“幸せだな”と思える瞬間を作ってみてはいかがでしょうか。


引用元:
3人の子育てに奮闘中!くわばたりえ流「子育てにおいて大切なこと」(It Mama)