一般的に先進国は少子化の傾向にあるといわれていますが、アメリカのシンクタンクであるピュー研究所が新たに発表した分析によって、多くの先進国の女性に比べてアメリカの女性は初産の年齢が低く、生涯で持つ子どもの数も多いことがわかりました。

アメリカの女性が初めて子どもを産む平均年齢は26.4歳であり、これはOECDでデータが公開されている28カ国よりも低い年齢となっています。調査が行われた中で最も初産の年齢が高いは韓国で平均31.4歳、そのほか、ギリシャ・スイス・日本・スペイン・イタリアなどが30歳以上を平均年齢としています。

これが各国の女性が初産を経験する平均年齢をグラフ化したもの。日本は30.7歳となっています。

また、アメリカは他のOECD各国に比べて初産の年齢が低いだけでなく、1人の女性が出産する最終的な子どもの数も多いとのこと。同じ調査からは、アメリカの女性は出産可能時期に平均で2.2人の子どもを出産することがわかっています。データが入手可能なOECD21カ国のうち、アメリカよりも生涯出生児数が少ない国は20カ国であり、唯一アイスランドの生涯出生児数だけが平均して2.3人となっていました。生涯出生児数が2.0人を下回る国は17カ国で、ドイツやイタリア、スペイン、日本に関しては1.5人となりました。

アメリカ全体でみると、生涯のうち子どもを持つ女性は86%で、子どもを持たない人は14%になります。この数字はノルウェー、スロベニア、スウェーデン、フランスと同じです。一方で、ドイツでは23%の女性が出産可能時期に子どもを持たず、スペインやイタリア、フィンランドでも20%以上が子どもを持ちません。チェコ共和国における子どもを持たない女性の割合は9%とアメリカよりも低いですが、全体的に見ると、アメリカで子どもを持たない女性の割合は比較的少ないと言えます。



引用元:
先進国の女性の初出産時の平均年齢、出生数、出産未経験者の割合はどうなっているのか(GIGAZINE)