「イヤ! まだ寝ない!」就寝前になると、そう駄々をこねるわが子に悩まされるママの声をよく聞きます。
ママの頭の中では、子どもが寝たら済ませようと思っていた用事や、「今寝ないと、明日の朝ぐずって大変」といった思いが駆け巡り、ついイライラしてしまうこともあるかもしれません。
この記事では、18年間様々な立場から子育てに携わり、アドラー心理学に基づく「ポジティブなしつけ講座」の認定講師でもある筆者が、幼児の「寝たくない!」の理由と対応法をお伝えします!
【INDEX】
▼幼児の「寝たくない!」の理由とは?
<理由1>生活リズムへの不適応
<理由2>怖い
<理由3>とにかく「イヤ!」と反抗したい
▼幼児の「寝たくない!」への対応ヒント
▼幼児の「寝たくない!」の理由とは?
まずは、幼児が「寝たくない!」という理由について整理してみましょう。理由を理解することで、その対応も、みえてくるはずです。
<理由1>生活リズムへの不適応
年齢が大きくなるにつれ、子どもは体力をどんどんつけていきます。
家族でお出かけして帰宅し、親はぐったり疲れていても、子どもはキャッキャと飛び跳ねているなんてことも増えてくるでしょう。
就寝時間になっても、目をらんらんと輝かせ元気いっぱいの日が続くようなら、日中の運動量が足りない、昼寝の時間が長すぎる、または、就寝時間が早すぎるなど、それまでの生活リズムでは、その子のニーズが満たせなくなっているのかもしれません。
<理由2>怖い
あるオランダの調査によると、4歳から12歳までの73%の子どもが「夜、怖い気持ちになったことがある」と答えたといいます。(*1)
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これは、暗闇が怖い場合もあれば、悪夢を観るのが怖いという場合もあるようです。
はっきりと言葉で「怖い」と言わずとも、消灯時間が近づくにつれ、もやもやとした不安な気持ちになり、それが、「寝たくない!」という態度となって表れている場合もあるでしょう。
<理由3>とにかく「イヤ!」と反抗したい
自我が芽生え始める2歳前後以降は、まずは「イヤ!」と、ママとは反対のことを言ってみることで、自分という存在を確かめようとする子もいるものです。
特に、「〜しなさい」といった命令口調で指示されるのならば、反抗度も増します。
▼幼児の「寝たくない!」への対応ヒント
(1)生活リズムをアップデートする
生活リズムへの不適応を感じる子には、子どもの成長に合わせ、生活リズムを見直しましょう。
日中、スポーツなどよりしっかりと身体を動かすアクティビティーを取り入れたり、昼寝の時間を短くする、もしくは昼寝をなくす、また、就寝時間を少し遅くしてみるのも方法です。
(2)リラックス法を試す
怖いといった不安な気持ちがある子には、就寝時間が近づくにつれ、「歯を磨いたら、お布団に横になって、大好きなお絵本読もうか」と誘ってみましょう。
ママが絵本を読む声を聞きながら、物語に夢中になるうちに、子どもも随分とリラックスするものです。
マッサージや呼吸法もおすすめです。
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お腹に手を置き、「膨らんだりへっこんだりするのを感じてね」と伝え、3つ数えながら吸い、3つ数えながら息を止め、6つ数えながら息を吐くと繰り返してみましょう。
身体の感覚に注意を向けることで、怖いという気持ちもほぐれ、ゆったりと眠りに落ちることができますよ。
(3)寝る前の“日課チャート“を一緒に作る
とにかく「イヤ!」と反抗する子には、お風呂→パジャマに着替える→歯みがき→絵本の読み聞かせ→呼吸法→就寝など、寝るまでの“ルーティン“をチャートにしてみましょう。
幼児には、自分がその動作をしている写真を撮り、一緒に順番に並べてみるのがいいです。
出来上がって壁に貼ったら、ママは、「歯みがきしなさい!」と指示するのではなく、「次は何だったかな?」と聞いてみます。
「自分で作った」という気持ちが、就寝へと続く日課への意欲を盛り上げてくれます。
こうして、自我が芽生えつつある幼児の「自分がしたい!自分でできる!」という気持ちを満たしてあげましょう。
幼児の「寝たくない!」には、上記のような理由がひとつだけではなく、絡み合っていることもあるものです。ですから、対応も組み合わせてみるとより効果的ですよ。
「寝たくない!」の理由を理解し、対応を工夫することで、子どもの健やかな成長をサポートしてあげたいですね。
引用元:
幼児の「寝たくない!」の理由は?親はどう対応する?(It Mama)