熊本市は親が育てられない子を匿名で受け入れる慈恵病院(同市西区)の「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」に2017年度は7人(男児5人、女児2人)が預けられたと公表した。07年5月の開設以来最少だった前年度の5人から2人増えたが、過去2番目に少なかった。開設からの合計は137人になった。【城島勇人】
7人はいずれも生後1年未満の乳児。うち5人は慈恵病院のスタッフなどが預け入れた母親から聞き取ったところ、医療的ケアを受けずに産む「孤立出産」だった。7人中6人は生後1週間未満の新生児で、1人は精密検査などを要する「要医療」状態だった。
親の居住地は熊本県以外の九州が2人で近畿が1人、中部が1人、不明が3人で、母親の年代は20代3人、30代2人、不明2人。兄弟がいる子は4人で、2人が3人以上の多子世帯だった。預けた理由(複数回答)は生活困窮と未婚が各2件。不倫▽世間体・戸籍▽パートナーの問題−−が各1件だった。
熊本市の大西一史市長は「妊娠や出産に悩みを抱えた人を救済するには国全体としての取り組みが必要だ」と述べ、国が赤ちゃんポストに積極的に関わることや全国的な相談体制の充実を求めた。
引用元:
17年度は7人 「孤立出産」は5人 /熊本(毎日新聞)