お産が始まる、十月十日の長い期間を、赤ちゃんはゆっくりママの子宮の中で育ちます。そして、赤ちゃんが子宮の中で成長できるよう支えているのが、子宮の入口部分になる“子宮頸管”です。
お産が近づくとともに、少しずつ子宮頸管も変化してきます。
今回は、助産師である筆者が、臨月に入ると子宮を支える子宮頸管がどんな風に変化して、お産に向けて準備をしていくのかについてお話していきます。
【INDEX】
▼子宮頸管がやわらかくなる=熟化する
▼子宮頸管が開くと「おしるし」が出てくる
▼子宮頸管がやわらかくなる=熟化する
臨月に入ると妊婦健診も週に1回と健診の間隔が変わり、それに伴い、健診の内容に「内診」が追加となる産院が多くなってきます。
内診では、医師や助産師が、お産に向けての子宮の頸管の準備が進んでいるのか、主に以下の項目をみています。
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・子宮頸部のやわらかさ
・子宮口の開き具合
・赤ちゃんの頭の降り具合
子宮頸管がやわらかくなることを「頸管の熟化」といいます。(※1)
子宮頸管の熟化は、子宮収縮などの物理的刺激や、胎児先進部の下降・圧迫、ホルモン作用などによって起きます。(※2)
そして、内診でわかった情報を「ビショップスコア」を使用して評価しています。
「ビショップスコア」は子宮頸管開大度、展退度(子宮頸管が薄くなる過程)、児頭の位置、頸部の硬さ、子宮口に位置の5つの因子で、点数化して、子宮頸管成熟度を表現します。(※3)
「ビショップスコア」は、合計点数が、9点以上を成熟しているとし、分娩発来は数日以内と推定され、分娩の時期の予測などに使用されます。
子宮頸管の熟化が進んでいるビッショプスコアの高い妊婦さんは、分娩所要時間が少なく安産であると言われています。(※3)
分娩予定日を超えて、子宮頸管の熟化が進んでいない方でも、陣痛が始まると分娩経過は順調に進行する方を著者は経験上みてきましたので、妊婦健診で頸管の熟化がまだまだと言われても心配しすぎなくても大丈夫ですからね。
▼子宮頸管が開くと「おしるし」が出てくる
お産が近づき子宮の出口(子宮頸管)が徐々に開いてくると、卵膜(赤ちゃんを包み羊水を貯めている袋)と子宮壁との間にズレが生じるために、少量の出血が起こります。
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それまで子宮頚管を塞いでいた粘液とともに腟内へ押し出されてくるため、“ドロッとした血の混じったおりもの”として自覚されるのが「おしるし」の特徴です。(※4)
おしるしは「そろそろお産が始まるよ!」といったお知らせのようなものです。
中には、「おしるし」なしで分娩が開始したり、「おしるし」から陣痛開始まで数日かかることもあリます。
「おしるし」の量は、個人差がありますが、血のかたまりや出血が止まらない場合、持続的な激しい痛みを伴う場合はすぐにかかりつけの病院へ連絡するようにしましょう。
お産の始まりが近づくと少しずつ変化する子宮頸管の変化がイメージできましたか?
子宮の中で赤ちゃんが育つために支えている縁の下の力持ち的存在で、また赤ちゃんが産道を通るためのスタートラインになるのが“子宮頸管”と著者は考えています。
お産に向けて、やわらかくゆっくり広がり、おしるしがおき、お産が始まるゴーサインとともに本格的に子宮頸管は広がっていきますよ。
引用元:
子宮口が開かない!臨月に入ってからの子宮頸管の変化って?(It Mama)