庄原市の庄原赤十字病院に、13年ぶりの産声が響いた。産婦人科医の不足により、同病院では長年分娩ぶんべんの受け入れを見合わせていたが、常勤医1人を確保するなどして、5月中旬以降の出産予定者らを対象に再開していた。少子高齢化が進む同市では、木山耕三市長が病院に駆けつけるなど、お祝いムードが広がった。

 再開後初の赤ちゃんとなったのは、同市西城町、藤井亜沙美さん(29)の三女。藤井さんにとって4人目の子どもは10日午後4時14分に生まれ、体重は2950グラム。母子ともに健康で、これから名付ける。

 同病院では、2005年3月に産婦人科医が退職し、常勤医が不在に。市内には分娩を扱える開業医もおらず、年間に200〜300件ほどある出産の大半を、隣接する三次市の病院などが引き受けていた。藤井さんも、上の3人は自宅から車で約1時間かけて同市まで通い、出産した。

 14日、ぬいぐるみや積み木のお祝いを持って来院した木山市長が「おめでとうございます」と話しかけて握手を交わすと、藤井さんは「子どもが(分娩再開後)第1号となり、いい記念になりました」と応じた。赤ちゃんは、木山市長に抱っこされている間もすやすやと眠り続けていたという。

2018年05月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

引用元:
13年ぶりの産声◇庄原赤十字病院 分娩再開後初(YOMIURI ONLINE)