◇大阪版創刊 育児など地域情報発信

 子育て中の母親らが記者になり、育児や生活情報を届ける情報紙「月刊 お母さん業界新聞」の大阪版が今春、創刊された。母親目線と地域に根ざした情報発信を心がけ、宇賀うか佐智子編集長(53)は「お母さんが笑顔になるような記事を書いていきたい」と意気込んでいる。(杉山弥生子)

 お母さん業界新聞は、子育て支援事業に取り組む「トランタンネットワーク新聞社」(横浜市)が全国で毎月約15万部発行し、タブロイド判8ページの無料紙。「お母さん記者」が子育ての喜びや悩み、発見をつづるほか、児童書や料理、子育てイベントなど育児に役立つ情報を掲載している。

 大阪版は3月、福岡や高知などに次いで五つ目のエリア版として創刊。全国共通の話題に加え、地域独自の紙面作りを行っている。

 取材を担うのは、主に子育て中や育児を終えた30〜50歳代のお母さん記者8人。月1回の編集会議で各記者がネタを持ち寄り、次号のテーマを決めている。子育てが一段落した堺市東区、学習塾講師横山貴江さん(43)は「取材を通じて色んな人に出会え、記事を書くことにやりがいがあります」と意欲を見せる。

 創刊号では島本町の産婦人科医院で、赤ちゃんを産んだばかりの母親8人に出産体験や我が子への思いをインタビューした。4月号は、キッズプラザ大阪(大阪市)でスタッフ体験をした子どもの感想を紹介した記事や、ミニトマトの収穫が始まる和泉市の農園のリポートを掲載。どのページにも、子どもや記者のカラー写真が載り、明るいタッチで編集されている。

 自身も2人の子どもを育てた宇賀編集長は「子どもは地域の中で育っていくが、子育て中のお母さんは地域とつながるのが難しい。読者が自分が暮らす町と結びつく新聞にしたい」と語る。

 お母さん業界新聞は、大阪市や堺市、八尾市などの図書館や書店などで無料で配布している。問い合わせは、同新聞大阪版編集部のメール(osaka.okaasan@gmail.com)へ。


引用元:
記者はママ お母さん新聞 (読売新聞)