◇京丹後市 健診費補助
京丹後市は4月から、産後うつや児童虐待の防止を図るため、産後間もない母親への支援事業を強化している。産後2週間で受ける健診の費用補助と医療機関などへの宿泊や日帰りでの産後ケアが柱となる。市は「一人でも多くの子育てを支援したい」としている。(布江田嘉一)
産後支援事業の強化は、国の呼びかけで2017年度から自治体ごとに取り組んでいる。府内では、京都市が同年度に健診の受診費補助を始めた。
京丹後市内の出生数は同年度が318人。受診は産後1か月が一般的だが、退院後に育児不安などが高まる場合が多いとされている産後2週間にも受診しやすいように、受診1回分について5000円を上限に公費負担する制度を設けた。補助は産後2週間、1か月の診断のどちらでも受けられる。
さらに、この受診の際、問診や診察など身体の検査に加え、心の健康状態をチェックする取り組みを始めた。英国で開発された産後うつを診断する質問票に従い、7日以内に「笑うことができた」「不幸せな気分で眠りにくい」などの10問について、「いつも」「あまり」などの選択肢から回答。医師や助産師、看護師らが結果から支援が必要かどうかを判断し、入院などを通じて治療に結びつけるという。
産後ケアは生後4か月未満の乳児と母親のうち、保健師や助産師、看護師らが心身のケアが必要と判断した場合に実施する。弥栄病院での「宿泊型」や峰山乳児院での「デイサービス型」があり、体調管理や心を休めるための支援を行う。
市健康推進課は「出産直後は育児不安などで体調を崩しやすく、健診で早期把握や解決に結びつけたい」と話している。
問い合わせは、市子育て世代包括支援センターはぐはぐ(0772・69・0370)。
引用元:
産後の心と体 ケア支援(読売新聞)