兵庫県立淡路医療センター(洲本市塩屋1)は、島外からの里帰り出産の受け入れを一時休止する、と発表した。産婦人科の医師2人が5月に産休に入って3人体制となり、安全な周産期医療を維持できなくなるため。島内の住民の出産は従来通り受け付ける。

 淡路島内では、産科医療機関5施設のうち、2015年度に2カ所が相次いで出産の受け入れを取りやめており、現在島内で出産できる医療機関は実質、同センターと聖隷淡路病院(淡路市夢舞台)の2病院のみ。同センターの17年度の分娩件数は、15年度より8%多い728件で、医師1人あたりの月担当数は全国平均6・7件を上回る10・5件に上る。そのうち里帰り出産は25パーセントを占めており、同センターは医師の負担緩和のため、17年4月から里帰り出産を控えるよう島外の妊婦らに呼び掛けていた。


引用元:
里帰り出産の受け入れ一時休止 淡路医療センター(神戸新聞)