息子が離乳食を始めたのは生後5ヶ月を過ぎた頃でした。
ありがたいことに、息子は重湯からおかゆ、そしておかずと何でもパクパク食べ、この頃は離乳食で苦労することはなかった私。
何でも美味しそうに口に運ぶ息子を見ていると離乳食を作るのも楽しく、離乳食のレシピを見つけては作って食べさせていました。
ところが、息子が1歳を過ぎた頃、何を食べさせても全て口から出てくるようになってしまったのです。
理由もわからず、「何で食べないの?」や、「食べてよ!」とイライラした気持ちが溢れ、食事の時間が苦痛になってしまいました。
食べてくれないと思うと作るのも楽しくありませんし、レシピを探す気にもなれません。
そして、今まで笑顔で食べていた息子も泣くことが増え、ますます食べなくなってしまうのです。完全に悪循環でした。

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そんな時、母から「もう1歳だから、おかゆではなくて、ご飯にしてみたら? まだ離乳食の時期だけど、食べないんだから何か原因があるんだよ。味付けも、もう少ししてみたら? 本には薄味って書いてるけど、ちょっと味付けも試してみたら?」と言われたのです。

しかし、出汁の味や薄味にこだわっていた私は「どうしても本に書いているような薄味でないと!」とムキになってしまいました。


そして、息子はその後も食べる気配がありません。
そのような中、ある日心配した母が一品作って持ってきてくれたのです。
それは大人と同じ味付けのおかずでした。
「一口だけでいいから試しにね」という言葉に、一口だけならと思った私は、それを息子の口に運びました。


すると今まで頑なに口を閉じていた息子が、なんと大きな口を開けて食べたのです!そして、もっと欲しいと要求してくるではありませんか。


それを見て、私は今まで自分がムキになりすぎていたことを反省しました。
もちろん消化や塩分のことは気にしないといけませんが、栄養士さんに相談したところ、「便の様子を見ながら無理しないように、大人の食事に近づけてもいいよ」と教えてもらい、これをきっかけに味付けを増やしたところ、息子も食べてくれるようになりました。
子育てはマニュアル通りではなく、少し柔軟に考えてもいいんだと学びました。頑なにならず、今後も子育てをしていこうと思いました。
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著者:もも
年齢:38歳
子どもの年齢:3歳、1歳

甘えん坊でおとなしい3歳の息子と、いつもにこにこ笑顔で活発な1歳の娘と毎日楽しく過ごしています。最近は子どもたちが2人で遊ぶことが増えてきて、2人を見ているのがとても楽しいです。週末はいつも公園やランチ、そして温泉に行くのが家族の楽しみです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。


引用元:
どうして離乳食を食べてくれないの? 育児書通りのやり方にこだわりすぎていた私(T-SITEニュース)