東京都が認定する「子育て支援住宅」の第1号となる、東京・足立区のマンションの入居が始まりました。子育てのためのさまざまな工夫が施されているマンション内部を取材しました。
2016年2月から始まった東京都子育て支援住宅認定制度は、子どもと一緒に暮らす際の安全性や家事のしやすさなど、さまざまな要件が求められています。
足立区の東武伊勢崎線・西新井駅から徒歩9分の場所にできたこのマンションは、地上9階建てで81戸が入ります。各戸の玄関を入ると早速、特長があり、奥行きがかなり大きく取ってあることで、ベビーカーを楽に動かしやすくなっています。玄関脇の棚にはベビーカーを収納できるスペースも用意されています。
部屋の中には、子どもに優しい細やかな気配りがあちこちに見られます。例えば「壁の角を削る」「引き戸は指が挟まらない安全なものにする」「スイッチを子どもが押しやすい高さに下げる」「コンセントの感電防止対策をする」など、74項目の基準があります。部屋の間仕切りの扉には子どもが指を挟んでも大丈夫なように隙間にゴムが付けられ、浴室のドアにはチャイルドロックが付いていて子どもが風呂場の中に勝手に入れないようになっています。
子どもの転落事故が後を絶たないベランダは、エアコンの室外機からベランダの手すりまでの距離が1メートル以上離され、子どもが転落しない工夫がなされています。
さらに、マンションの入り口には非常時にも活用できるアウトドアグッズが常備されていて、入居者はいつでも使うことができます。
このマンションの開発運営を手掛けるコスモスイニシア・分譲事業推進部の森本恵里さんは「都の子育て認定は非常に細かい所が多く、今までやってきたマンションにはない感覚だったので非常に苦労した反面、とても勉強になった」と話します。認定基準には周辺環境も含まれていて、徒歩圏内に公園や保育施設のほか、子どもの遊べる施設があるなど、ハード面・ソフト面共に子育てしやすい環境が求められています。森本さんは「会社としては、条件の合う子育てファミリー向けの物件が出てきた場合、積極的に都の認定を取りにいく」としています。運営会社としては今後、建物内に保育施設を設けるなど、より子育て支援に役立つサービスを展開していきたいとしています。
<第1号住宅で入居始まる>
間取りは、3LDKを中心とした4500万円前後の部屋が多いということです。23日から入居が始まっていて、現在9割ほど契約が済んでいるということです。マンションでは住民同士の交流を図りながら防災イベントを定期的に行っていく予定で、子どもたちの防災意識を育てていくことも目指すとしています。
引用元:
東京都認定の「子育て支援住宅」第1号が完成 各所に工夫 (福祉・教育 - 2018年3月26日 18時30分) (TOKYO MX)