初めて子どもを産んだ時は、誰でも子育てに関するすべてのことが初体験ですよね。助産師さんや保健師さん、あるいはママ自身のお母さん、義理のお母さんなどから知識を教えてもらうことはできます。でも、いわゆる研修期間もないままいきなり実戦で育児に取り組むことになりますね。一人目の育児で経験を積んだママたちは子どもにとって必要なこととそうではないことが次第にわかってきます。

二人目以降の育児、ママたちはどのように取り組んでいるのでしょうか。


『一人目は神経質にマニュアル通りにやっていましたが、二人目は哺乳瓶は水ですすぐだけで消毒しないし、オムツも1日1回しかかえていません。かぶれてないし別にいいか〜って感じ。みんなそんな感じ? もっと神経質になっている?』

二人目育児では「必要条件」と「十分条件」を見分けられるようになったママたち


『私、オムツ1日で2〜3回しか替えないわ。ほ乳瓶洗ったり消毒したりするのが面倒だから完全母乳だし。やっぱ1人目は神経質だったけど2人目は結構適当』


『2人目は半年、3人目は3ヶ月過ぎたら雑になった気がする』

育児を経験しているママたちからは、二人目以降の育児は一人目のように神経質ではなかった、というコメントが寄せられました。ママによっては、子どもが増えるにしたがって徐々に育児の力の抜きどころが分かるようになった、というママもいました。育児の経験値が上がることによって、必要条件(やらなければいけないこと)と十分条件(できればやったほうがいいこと)の区別の仕方が上手になっていくのかもしれません。子どもが増えてもママはひとりしかいませんから、できることを分けていくことはママにとっても子どもにとっても大切なことですよね。

決して「雑」ではありません!「適度な手抜き」が子どももママも楽にする!?


『雑って言うか適度な手抜きは出来るようになったよ』


『二人目は慣れて多少泣かせておいたまま用事済ませてしまう時もあるけれど、決して雑にはしない』


『一人目では昼寝は起こさないように静かーにしていたけど、二人目からは気にしない。うるさくても眠かったら勝手に寝るということを知った』


『一人目の時は、お風呂で頭洗う時に、顔にお湯がかからないように慎重にやったりしたけど、二人目は一人目の時に比べたら雑で、少しくらいかかっても平気ってな感じでジャージャー流したりしている』


『雑と言うか横着になったとは思う、一人目は何もわからずで神経質になったけど二人目はミルクだから哺乳類クッションや枕でかまして寝ながら飲ませたら寝るから楽している』

ママたちは謙遜してなのか、「雑」という言い方をすることもありますが、ママたちが二人目以降の育児においてやっていることは決して「雑」ではないようです。あくまで「適度な手抜き」ができるようになっただけのこと。ママだって二人目以降の赤ちゃんを静かな環境で寝かせてあげたいのはやまやまですが、上のお子さんたちがいると特にお昼寝で静かな環境を作ることは不可能でしょう。それでも赤ちゃんは眠たくなったら寝てくれるようです。

筆者は息子が沐浴のときから顔にお湯がかからないように気を遣っていたところ、4歳の現在でも顔にお湯がかかるのを嫌がるようになりました。沐浴については、公益財団法人母子衛生研究会で、赤ちゃんの顔も洗浄料を使って洗ってあげるように、とされています。赤ちゃんの顔にお湯がかからないように慎重にすることよりも、顔を綺麗に洗ってあげることのほうが赤ちゃんにとって大切なことだと学びました。

決して「手抜き」ではありません。効率的な育児のやり方を経験から学んだだけです! とママはぜひ胸を張ってくださいね。

文・しのむ イラスト(産後カルタ)・ななのぶ

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引用元:
二人目以降は気にしない!?育児を経験したママだからこそできる「程よく力の抜けた育児」とは #産後カルタ(ママスタセレクト)