女性の「仕事力(パフォーマンス)」を点数化すると、健康意識の高い女性は低い女性と比べて13.6%高いことが22日、民間シンクタンク「日本医療政策機構」(東京・千代田)の調査で分かった。健康意識の高い女性は婦人科や産婦人科を定期的に受診するなど健康管理に努めていた。国や企業は女性の健康意識をより高めていく対策が必要だとしている。

 調査はインターネットを使い2018年2月に行った。調査会社に登録する18〜49歳の2千人の働く女性が回答した。

 調査チームは1カ月の仕事のパフォーマンスに加え、月経前や月経中の体調不良による仕事への影響も分析。結果は、健康意識の高い女性の方が低い女性より仕事の遂行能力が3.9%高かった。更年期障害の症状が出ている時も7.2%高いという結果だった。

 健康意識の高い女性は生理痛や更年期障害向けの市販薬を服用したり医療機関を受診したりするなどしてパフォーマンスの低下を抑えていた。

 働く女性が行っている健康管理を複数回答で聞いたところ、健康意識の高い女性は「婦人科系のがん検診に行っている」が50.3%で最多。一方、低い女性は「特にない」が54.8%で最も多かった。


引用元:
健康意識の高い女性、「仕事力」高く 民間調査(日本経済新聞)