私は結婚後4年の歳月を経て第一子を授かりました。妊娠までの4年という時間は、決して短くないと感じるに十分な時間でした。

最初のうちは結婚してしばらくすれば赤ちゃんは自ずと授かるものだと気楽に考えていましたが、あっという間に1年が過ぎていきました。

そして2年目に入ると自分より後に結婚した人たちが妊娠していきました。

丸2年が経つと、私達夫婦はいわゆる不妊症と呼ばれる状態になってしまいました。1年でも不妊症と呼ばれることもあるわけですから、2年ということはもう完全に不妊症なのだと焦り始めました。

自分の母親からも、赤ちゃんの催促が始まりました。最初のうちは聞き流していましたが、だんだんとそうも言ってはいられなくなる雰囲気になっていきました。だんだんと苛立ちが募り、実家とも距離を置くようになりました。

しかし旦那は、自然にまかせていればいつか赤ちゃんはできるという考えでした。それは後から聞いたところ、赤ちゃんは欲しかったけれども、自分も一緒に欲しい欲しいと言ったら私にプレッシャーがかかると思ったからだそうです。
関連記事:「一旦やめて、二人の時間を楽しもう」妊活にとらわれて笑顔を失っていた私に夫がかけた言葉

そうとは言え、私は旦那の計画性のなさにイライラしていました。毎月妊娠できる期間はとても限られているもの。それを毎度伝えるのが本当に嫌で、そこが夫婦間の大きな溝だったと思っていました。

そして私は、自分の身体に原因があるのではないかと思いはじめました。そこで色々調べてみると、卵管通水検査というのがあることを知りました。産婦人科では、最初はタイミング法を勧められましたが、半年くらいを目途に自分から検査の受診を申し出ました。

この検査をすると卵管の通りが良くなり、妊娠しやすくなるという効果があるというので、これは受けるしかない!と思ったのです。

ですが不妊治療というのは、仕事との両立が難しいもの。この一つの検査を受けるにも、2日間連続で通院しなければならないとわかり、仕事を休むことが憚られたため、金曜日の午後に検査が出来る病院を探しました。そうすれば半休1回で検査が受けられるからです。

この検査はかなりの痛みを伴いました。ですが、検査の結果問題がなかったことで、自分の身体は大丈夫!という安心感が持てました。これで妊娠しないはずがない!という根拠のない自信も湧いてきました。

ついでにそれまでは食べ物も健康的ものをと気遣っていましたがそれもやめ、好きなものを好きなだけ食べる生活に変えました。
のストレスフリーな生活が妊娠につながったのだろうと思います。検査の6ヶ月後に、妊娠に至ることができたのです。

妊娠に至るまでの時間が長くなればなるほど、ストレスとなる要素が増えていきました。このストレスに打ち勝つことこそ、赤ちゃんが欲しい!という願いを叶える近道なのではないかと、不妊時代を経て思いました。


引用元:
後から結婚した人が次々妊娠していき焦りが募る…4年の歳月を経てついに妊娠!(T-SITEニュース)