「お腹が大きくなってくると仰向けに寝るのが苦しい。」と耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
妊娠中は大きくなったお腹を支えるために、腰を反らした状態で過ごしている方も多くなりますが、一部の研究によると
そこで今回は、理学療法士の筆者が、妊娠中に注意したい姿勢と心がけるようにしたい姿勢についてご紹介していきます。
【INDEX】
▼妊娠中期〜後期:「仰向け」に寝ない方が良いの?
▼シーン別!妊娠中になるべく「心がけたい姿勢」は?
(1)寝る時
(2)立っている時
(3)座っている時
▼妊娠中期〜後期:「仰向け」に寝ない方が良いの?
「妊娠中期以降は、寝るときには“左側臥位(そくがい)”で寝た方が良い」と聞いて、左向きに寝ているという方もいらっしゃると思いますが、気になるのが「なぜ仰向けで寝ない方が良いのか?」ということ。
その理由は、妊娠中期〜後期の妊婦さんは「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」を起こす可能性があるという理由で、“仰向け”で寝るのを避けた方が良いとされているからなんです。
「仰臥位低血圧症候群」とは、大きくなった子宮が、背骨の前右側を走行する血管で、心臓に帰る血液が流れている「下大静脈」を圧迫することによって起こるもの。
下大静脈が圧迫されて血液が心臓に戻らなくなると、心臓から送り出される血液量も少なくなるため、血圧が低下してしまい、体は酸素不足に陥ります。(※1)
その結果、悪心・嘔吐、生あくびなどの「仰臥位低血圧症候群」になる可能性があります。(※2)
仰向けに寝ていて気分が悪くなった場合は、左側臥位になることで改善する場合があるので、“楽な姿勢”をとるようにしてみてくださいね。(※1)
関連記事:シムス位で快適な睡眠を…「妊婦の腰痛を和らげる」対策グッズ
▼シーン別!妊娠中になるべく「心がけたい姿勢」は?
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(1)寝る時
寝るときにオススメの姿勢は、「シムス位」と呼ばれる姿勢です。
シムス位は、左向きに横になる姿勢。下になっている左足を身体の少し後ろ向かってまっすぐに伸ばし、右足を身体の前に出して軽く曲げることで「シムス位」をとることができます。
抱き枕やクッションなどを使うと楽に「シムス位」をとることができるので上手に活用しましょう。(※3)
(2)立っている時
立つときに大きなお腹を支えるため、腰を反らした状態をとりがちですが、“腰痛の予防”のためにも正しい姿勢で立つことがオススメです。
正しい姿勢とは、背筋をまっすぐ伸ばした姿勢のこと。
壁に背を向けた状態で、壁から10〜20cm程度離れた位置に足を置いて立ちます。その状態で頭や肩、そしてお尻が壁につく状態が正しい姿勢となります。
身体を丸めて猫背になりがちな妊婦さんが多いので、ちょっとキツいな……と感じるかもしれませんが、正しい姿勢をとることによって腰痛を防ぐことができるので、ぜひ気を付けて姿勢を正すようにしてみてくださいね。
(3)座っている時
3度の出産を経験した筆者が妊娠中〜後期のママに、椅子に座る際にオススメしたい姿勢は、深く椅子に腰掛け、できるだけイスの背もたれにもたれて“背骨”をまっすぐにすることです。
正しい姿勢を保つ観点から言うと、座っている時に猫背になりやすい柔らかい椅子やソファに座るのは、なるべく避けるのがオススメです。
また、床に座る場合の筆者のオススメは、“あぐら”の姿勢です。
身体の片方に重心がかかる“横すわり”より、左右均等に体重をかけられる“あぐら”の姿勢の方が、腰への負担も少なくなるのでオススメですよ。(※4)
関連記事:どの体勢もつらい…「妊娠後期のお悩み解決に」シムス位がオススメな理由
お腹が大きくなり、姿勢によっては腰痛など、身体に痛みが出てくることもある妊娠中期〜後期。
妊娠中はママの身体に無理のない範囲で、正しい姿勢を心がけるようにしたいですね!
引用元:
【妊娠中〜後期】妊婦さんが注意したい姿勢・心がけたい姿勢は?(It Mama)