親が育てられない子どもを匿名で受け入れる慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)。その立ち上げから運営に携わった助産師で元同病院看護部長の田尻由貴子さんがその経験や当事者支援などについて話す講演会が十八日に前橋市第二コミュニティセンター(朝日町)で開かれる。 (竹島勇)


 妊娠したことで困っていたり、産んでも育てられない人をサポートする態勢作りを目指す県助産師会が主催する。田尻さんは「思いがけない妊娠の相談窓口から見えてきたもの 本当に必要な支援のあり方とは」と題して話す。


 「こうのとりのゆりかご」は二〇〇七年五月に開設された。熊本市の発表によると、十年間で百三十人が預けられ、大半は生後一カ月以内の新生児だった。同病院には妊娠に関する電話相談も数多く寄せられる。


 田尻さんは看護師、保健師の資格も持ち「こうのとりのゆりかご」運営の一方、八年間で九千二百件の相談に対応したという。


 県助産師会の鈴木せい子会長は「予期しない妊娠をした人が相談したり、SOSを発信できる場があることが妊娠した人と生まれる子を助けることにつながる。県内でサポート態勢を作るためにも田尻さんに経験されたことや考えを話していただきたいと考えた」と企画意図を説明する。


 午後一時半から四時半まで。参加費は千円。定員は二百人で申し込み先着順。名前、連絡先(電話番号)、職種を記して県助産師会事務所にファクスかメールで申し込む。ファクス番号は0276(55)1612、メールアドレスはinfo@jyosansi-gunma.com。問い合わせは同事務所=電0276(37)5198=へ。


引用元:
予期せぬ妊娠支援 赤ちゃんポストに携わった助産師が講演(東京新聞)