きのう28日(水)からきょう1日(木)にかけて、低気圧が発達しながら日本海を進んでいます。
この影響で、日本列島では強い南よりの風が吹き、東海地方では昨日28日(水)に、近畿地方ではきょう1日(木)に「春一番」が吹いたと発表されました。

※九州北部・四国・中国・北陸地方では、今年はすでに「春一番」が発表されています。

>>現在の風の強さは?

各地の風の状況


 <各地の最大風速(1日(木)10時まで)>
 大阪  9.8m/s
 神戸  15.6m/s
 和歌山 20.6m/s

 <東海地方の最大風速(昨日28日(水))>
 名古屋 9.6m/s 
 岐阜  7.5m/s 
 津   11.6m/s 
 静岡  5.7m/s 


春一番とは?


春一番は立春を過ぎて最初に吹く強い南風のことを指し、地域によって定義に違いがあるものの、平均風速7〜8m/sが一つの目安になります。

春一番が吹いた日は、気温が上昇。翌日は西高東低の冬型の気圧配置となり、寒さが戻ることが多い傾向にあります。

(地名) (基準)
九州南部   8m/s
九州北部   7m/s
 四国  10m/s
 中国  10m/s
 近畿    8m/s
 東海    8m/s
 北陸  10m/s
 関東    8m/s

※春一番は、立春から春分までの期間としているため、発生しない年もあります。
>>現在の各地の風速は?


春一番は災害発生のリスクも



「春一番」という言葉の響きから、ウキウキした春を連想するかもしれません。ただ、春の嵐は
 ・雪崩
 ・海難事故
 ・火災
など…災害をもたらすこともあり、十分な警戒が必要です。


花粉の飛散にも注意


暖かい南からの風が強く吹くということは、花粉の飛散も増えることが予想されます。
また、今日は雨上がりということもあり、さらに花粉が飛びやすくなりそうです。
花粉症の方はしっかり対策をしてください。
>>花粉に関する情報はこちら

引用元:
近畿・東海地方で「春一番」発表(ウェザーニュース)