春の職場復帰を控えているママにとって気になることのひとつが、復職後の母乳育児なのではないでしょうか。
「仕事をするか母乳を続けるか、どちらかを選択しなくてはいけない」と考えているかもしれません。
実は、復職後も母乳育児を続けることができるのです。
今日は助産師の筆者がその具体的な方法や体験談についてご紹介します。
【INDEX】
▼復職後の母乳育児で意外な「いいこと」が
▼復職後も母乳育児を続ける方法
(1)昼間はミルクで夜はおっぱいという変則授乳
(2)冷凍母乳を与える方法
▼復職後に母乳育児を続けた体験談
▼復職後の母乳育児で意外な「いいこと」が
ママが復職して赤ちゃんと一緒にいる時間が減っても、母乳育児を続けることで濃いスキンシップを続けることはできます。
また、復職後の授乳を比較すると、母乳育児を継続しているママの方が「欠勤数が少ない」という調査結果もあります。これはびっくりですね。(※1)
source:Breastfeeding and Working Woman. Core Curriculum for Lactation Consultant Practice ,2008
関連記事:職場復帰後も母乳育児は続ける?「断乳と卒乳の違い」とは
▼復職後も母乳育児を続ける方法
source:http://www.shutterstock.com/
「でも、お仕事しながらどうやって授乳を続けたらいいの?」というママへ、復職後も母乳育児を続ける方法をご紹介します。
(1)昼間はミルクで夜はおっぱいという変則授乳
ふしぎなことに、昼間に吸わせなければ、昼間は張らずに夜だけ出るおっぱいに変化します。
始めの数日はおっぱいが張って痛むかもしれませんが、痛むときはお昼休みに圧抜き程度に軽く搾り、夜はたっぷり飲ませる授乳習慣を続けていく方法です。
(2)冷凍母乳を与える方法
仕事の休憩時間におっぱいを搾り、冷凍(または冷蔵)保存をして保育園で飲ませてもらう方法です。保育園によって冷凍母乳は取り入れていない園もあるため、事前に確認が必要です。
冷凍母乳パックを準備し、入園までに搾り方を練習します。冷凍母乳パックを使用すれば、密閉保存ができて衛生的です。
そして、保育園の食事をしっかり食べられるようになったら、@の方法で夜間母乳して冷凍母乳をやめていくとスムーズです。
関連記事:母乳育児を難しくする「社会的背景」とは
▼復職後に母乳育児を続けた体験談
実際に、母乳育児を続けながら復職したMさんの体験談をご紹介します(お子さんは生後7ヶ月の男児)。
ついに仕事復帰しました。子どもは保育園に7時半〜17時半まで預けました。
「平日昼間はミルクなのに休日は母乳だけ」という方法が可能なことに、正直驚いています。
「預けるならミルクにした方がいい」という先輩ママの声がありました。さらに、毎日寝不足で、「ミルクだったら寝てくれたのかな?」と思うこともありました。
けれど、復職して子どもと離れる時間が延びたことで、母乳の存在に本当に感謝しています。
帰宅するなり、子どもを待たせることなく授乳ができること。会いたくて触れたくて仕方なかったわが子に、授乳しながらスキンシップがとれること。夜泣きがひどくなる中で、夜も欲しがったらすぐにくわえさせられること……。
今では、復職のタイミングで母乳育児をやめなくてよかった……と心底思っています。
このママには、「復職前も母乳育児と仕事は両立できるよ」とお伝えしても半信半疑だったようですが、いまでは上手に両立していらっしゃいます。
なかには、復職する前の授乳回数やお子さんの月齢により、復職前から1〜2ケ月かけて授乳をコントロールしたほうが良いこともありますが、基本的に復職後も母乳育児は続けられます。
今日ご紹介した方法を参考に、復職後もママと赤ちゃんがストレスの少ない生活を迎えられますように。
引用元:
助産師に聞いた「復職後ストレスなく母乳育児を続ける方法」(It Mama)