保活をされてきたママにとって、保育園の合否結果の通知が届きはじめている今、結果によって様々な心境があることと思います。
新年度から仕事復帰が決まったママは保育園へ預けられることになった喜び半面、これから子育てと仕事を両立できるのか不安も募る時でもあります。
今回は、助産師として復帰を前にしたお母さん方にお伝えしていること、そして自身も保育園に預け復帰したことのある経験者として、その心得をお伝えします。
【INDEX】
▼心得その1:最優先すべきは「わが子の子育て」
▼心得その2:使えるサポートは有効活用する
▼心得その3:存分にスキンシップを
▼心得その1:最優先すべきは「わが子の子育て」
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出産前までのあなたはバリバリと働く女性、多少の無理もできたかもしれません。
しかし、今は、職業人である前に、あなたしかできない“母親”という最大の役割を担っています。
今、最優先すべきはわが子の子育てであることを念頭に置きましょう。
児童精神科医であった故佐々木正美先生も書籍(※1)の中で
「子育て以上に価値ある仕事はありません」
と述べています。
子どもは乳幼児期に人生の土台作りをしています。それには、引き続きお母さんとの温かい時間が必要不可欠です。
子どもがいない時と同じように仕事をしようとはしないこと。実際、これは筆者の経験からも不可能です。
子どもはお母さんの照り返しで輝きます。
お母さんが楽しそうに仕事をし、楽しそうに自分と触れ合ってくれていると
安心して保育園にも行けるのです。
逆に、お母さん自身に無理がでると、お母さんに生理不順や不眠、復帰後うつなどの体調不良が生じます。
育児・介護休業法(※2)では短時間勤務制度や時間外労働・深夜業の制限などが定められています。職種によってはフレックスタイムや自宅勤務が可能である場合もあるかもしれません。
復帰前に上司とよく話し合うことが大切です。
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▼心得その2:使えるサポートは有効活用する
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(1)平日のタイムテーブルを書き出す
夫のサポートと職場の理解がないことには仕事復帰は不可能です。
一旦仕事復帰をすると、保育園の送迎・呼び出し・食事・風呂・寝かしつけなどの世話が加わり、めまぐるしく時間が過ぎていきます。
夫とは復帰前に、平日の過ごし方・休日の過ごし方をじっくり話し合う時間を必ず持ちましょう。まずは夫と、復帰後のタイムテーブルを紙に書き出してみましょう。
自分たちが何時に起きるのか、子どもは何時に起こすのか、朝食を食べさせる時間はどのくらい必要で誰がするのか、保育園に行くのに何時に家を出て誰が連れていくのか……という具合に。
帰宅後も同じです。保育園の送迎はどちらかは夫に行ってもらいましょう。それだけでお母さんの負担はだいぶ少なくなります。
事前に、かなり細かくプランニング、役割分担をしておくことが、不安を減らしうまく動けるコツです。
夫に依頼する時は優しく! 円滑なコミュニケーションは子どもにもよい影響を与え、次の妊娠にもつながるかもしれません。
(2)ファミリーサポートや病児保育室の登録を
やむをえない事態に備えて、地域のファミリーサポートへの登録や病児保育室への登録、必要があればベビーシッターの情報収集等をすませましょう。
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▼心得その3:存分にスキンシップを
復帰にあたり不安になることもあるかと思いますが、これまでのあなたが母親としてわが子と接してきた時間、築いてきた関係性はすでにあなたの糧になっています。
子育てに専念していた時間もあなたの人生の立派なキャリアですし、これまでの時間があったからこそ仕事復帰も可能になるのではないでしょうか。
周りに感謝して、今の自分にできる範囲での仕事を精一杯やりましょう。
退勤時刻になったら、そこからは“仕事モード”の自分から“母親モード”です。
満面の笑顔でお子さんを迎えにいき、翌朝送り出すまでは、お子さんを抱っこしたりおんぶしたり、お風呂で遊んだり、絵本を読んだり、たくさんのスキンシップをとってくださいね。
実際に復帰してみないと不安はぬぐえないかもしれません。
そんな時に今日ご紹介した心得を少しでも思い返してみてください。
引用元:
4月から保育園…その前に!先輩ママが教える「仕事復帰の心得3箇条」(It Mama)