鹿島市は14日から、NTTドコモと連携して「母子健康手帳アプリ」のサービスを開始した。手帳に書かれた情報をデジタル化してスマートフォンやパソコンで閲覧できるほか、市が配信する子育て支援の情報を受けられる仕組み。アプリの導入は全国の自治体で38件目で、県内では初めて。

 母子健康手帳には子どもの発育状況のほか、予防接種の記録などを記載する。手帳より手にする機会が多いスマホで見られるようにすることで、安心して子育てできる環境づくりに役立てたい考えだ。

 アプリは既存の母子健康手帳と併用。手帳の手書き記録を撮影して送信すると、数日後にデータ化された情報を見ることができる。市は健診や子育てイベントなどの情報を配信。予防接種の時期を知らせる機能もあり、接種漏れを防ぐ役割を果たす。

 また、子どもの成長の記録を写真をつけて日記形式でつづることもでき、家族で楽しめるようにした。

 アプリは無料でダウンロードできる。利用も無料(通信費は自己負担)。運営にあたって市側の負担はないという。市保険健康課は「手帳の交付や乳幼児健診の際に利用を呼びかけていきたい」としている。問い合わせは同課(0954・63・3373)へ。


引用元:
鹿島市、母子手帳アプリ 手書き情報デジタル化 佐賀  (読売新聞)