厚生労働省は9日、全国約5千カ所の医療機関から1月29日〜2月4日に報告されたインフルエンザの患者数が1医療機関当たり54・33人となり、過去最多だった前週(52・35人)を上回り、3週連続で最多を更新したと発表した。この1週間に全国の医療機関を受診した患者は約282万人(前週比8万人増)と推計される。

 国立感染症研究所(感染研)によると、都道府県別では大分県が77・09人と最多で、福岡県69・96人、埼玉県68・29人、神奈川県66・31人、高知県66・19人、鹿児島県64・61人、千葉県63・98人−と続く。31道府県で前週より増加したが、16都県では前週より減少した。

 直近5週間の検査では、B型の患者がもっとも多く、B型とA型が同時に流行する状況が続いている。また、小学校などを中心に1万752施設が学級閉鎖や休校などの措置を取り、2週連続で1万施設を超えた。

 厚労省は手洗いのほか、せきやくしゃみが出る人はマスクをして感染を広げないようにする「せきエチケット」の徹底を呼びかけている。


引用元:
インフルエンザ最多更新 3週連続、大流行続く(産経ニュース)