京都府長岡京市は、10年後の地域医療の在り方を示した「地域医療ビジョン」の中間案をまとめ、13日からパブリックコメント(意見公募)を予定している。市内の現状について、周産期や救急の医療を担う産科医や小児科医の不足を課題に挙げ、誘致に向けた対策や病院間連携の必要性を強調。中核病院の済生会京都府病院(同市今里)に求める役割を明記した。
中間案では、正常分娩(ぶんべん)や軽度異常分娩を扱う市内の診療所が1985年の7カ所から2カ所に減少しており、産科医療機関の不足を課題の一つとした。市内の出産年齢は上昇傾向でハイリスクの出産が増加する一方、重症新生児を受け入れるNICUは4床にとどまり、不足を指摘した。
また、外来で帰宅可能な軽度患者の一次救急医療に関し、乙訓休日応急診療所(同市今里)で内科医と小児科医の確保が困難になっていると言及。小児外科の一次救急を担う外科医の在宅当番医制では、専門的な判断が求められる場合などで受け入れ困難なケースが出ているとした。対策として重度患者の救急を担う病院との連携強化などを掲げた。
同ビジョンは、府が京都市と乙訓2市1町を一体の医療圏域と設定する中、長岡京市独自の将来像を示し、医療の充実につなげるため策定する。乙訓医師会や地元医療機関の代表でつくる懇談会の意見交換を踏まえ、市が中間案をまとめた。
パブコメの開始に合わせて市ホームページで中間案を掲載する。
引用元:
産科・小児科医不足課題に 長岡京市が「地域医療ビジョン」(京都新聞)