◇A型、B型同時に 幼稚園など閉鎖相次ぐ

 全国的にインフルエンザが大流行する中、県内でも患者が急増している。県は1月25日に「インフルエンザ警報」を出して注意を呼びかけているが、県内の幼稚園と小中高校では、30日時点で555人が発症。学級閉鎖も相次いでおり、普段以上に手洗いやうがいを徹底させるなど感染予防に気を配っている。(東直哉)

 県健康推進課によると、1月15〜21日に県内49医療機関を受診した患者数は2214人。1医療機関あたり45・18人となり、前週(8〜14日)の19・51人から急増。同課では国が定める警報レベル(30人)を上回ったと発表した。

 患者が急増している一因として同課は、例年2月に流行する「B型」の患者が1月下旬から増え始め、時期の早い「A型」のピークと重なったことを指摘。同課の担当者は「A型の患者数は収束に向かうだろうが、これからB型の流行期が始まるので油断できない状況が続く」とする。

 閉鎖の措置は、1校、15学年、41クラスに広がっている。和歌山市道場町の私立おのみなと幼稚園(428人)では、20人が感染し、4歳児の1クラスが閉鎖。園児には、給食時や外で遊んだ後に加え、教室間の移動後にも手洗い、うがいを徹底させているという。

 瀧本佐千子教頭は「正月にB型にかかった園児が1月末にA型にかかるなど、大流行の状態。子どもたちがつらい思いをしないよう、対策を続けたい」と気を引き締める。年長の岡部亜衣梨ちゃん(6)は給食前、教室内に設けられた水道で、爪先から指の間まで丁寧に手洗い。「おうちに帰った後も忘れずに手を洗います」と話していた。

 ◇手洗い、うがい 最大の予防

 厚生労働省によると、1月15〜21日に報告された全国の1医療機関あたりの患者数は51・93人(昨年同期28・66人)で1999年の調査開始以降、最多を記録している。

 感染症情報管理室では「最大の予防法は手洗いとうがい。数十秒間、手首から指の先まで時間をかけてしっかりと洗うのが理想だが、難しい場合は短時間でもいいので、回数を増やしてほしい」と呼びかける。

 予防に加え、重要なのが級友や同僚に感染を拡大させないことだ。せきや鼻水などの症状が出た際はマスクを着用するとともに、「無理をせずに学校や仕事を休んで、医療機関の受診を」(同室)としている。


引用元:
インフル 県でも急増 和歌山  (読売新聞)