不妊治療net(運営:株式会社F Treatment)は、10代〜50代の不妊治療経験者女性109人を対象に、不妊治療開始年齢、開始理由、治療にかけた費用に関する調査を行いました。


不妊治療による妊娠・出産は年々増えてきています。

年末年始、お互いの実家に一緒に帰った夫婦も多いのではないでしょうか。そこで家族や親戚の子どもと会ったり、自分達の子どもについて聞かれたりした方もいらっしゃるでしょう。まだ子どもがいない夫婦、あるいは2人目、3人目がほしいと考えている夫婦は、そこで妊活を検討していくかもしれません。そして「なかなか妊娠しない」という自覚のある方や年齢が気になる方は、不妊治療を視野に入れることもあるでしょう。




平均31歳、ただし3人に1人は20代のときから不妊治療を開始していることが今回の調査からわかりました。できるだけ早く夫婦で検査を行い、妊娠しやすい身体か知っておくだけでも、いつか本格的に妊活を開始することになったとき、費用や身体などの負担をおさえていけるでしょう。




不妊治療netは、引き続き調査を通じて妊活・不妊治療の動向を明らかにしていきます。







■調査結果概要

不妊治療を開始した年齢を調査したところ、平均31.3歳に開始していることがわかりました。最も多いのは30代で55%、次いで20代で36%となり、20〜30代で全体の9割程度を占めていました。




▼図1 不妊治療の開始年齢

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また、不妊治療の開始理由について聞いたところ、最も多いのは、「なかなか妊娠しなかったから」で74%、次いで、「一刻もはやく赤ちゃんを欲しいと思ったから」が44%、「年齢が気になったから」が35%でした。

不妊治療の開始年代別の特徴を見ると、30代で不妊治療を開始された方は、「年齢が気になったから」が全体と比べて高いのに対して、20代で開始された方は、「自分の基礎体温が不規則だったから」という理由が全体と比べて高く出ているのが特徴です。

これは、不規則な基礎体温など日常生活で自分で気付くことがないと、20代の方はなかなか不妊治療の開始に踏み出しにくいということも意味しているのかもしれません。




▼図2 不妊治療の開始理由

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そして不妊治療にかけた費用について聞いたところ、最も多いのは、10〜50万円で35%でした。一方で、100万円を超えた方の割合も約20%あり、金銭的負担の大きさが伺えました。




▼図3 不妊治療にかけた費用

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引用元:
<不妊治療について調査> 3人に1人が20代から開始、 5人に1人が治療費に100万円以上という結果に(@Press)