長時間労働が常態化している医師の負担を軽減するため、厚生労働省の有識者検討会は15日、労働時間短縮に向けた緊急対策の骨子案をまとめた。





 看護師や薬剤師との業務分担を進めることなどが盛り込まれた。検討会は2月に対策をまとめ、厚労省は各医療機関に着実な実施を求めていく。

 骨子案では、業務分担として、服薬指導や静脈注射、診断書の代行入力などについて、原則として医師以外が行うことを明記。労働時間が長い医師については、業務内容を見直し、できるだけ業務を分担できるよう検討する。

 医師の勤務時間を的確に把握することや、女性医師らには短時間勤務など多様な働き方ができるよう支援を進めることも盛り込まれた。各医療機関の状況に応じ、複数の医師で患者を担当する制度の導入や当直明けの勤務負担の緩和なども検討するよう求める


引用元:
医師の業務、看護師らと分担…労働時間短縮に向け緊急対策骨子案(読売新聞)