藤田保健衛生大学病院(豊明市)は、外国人の患者に対応する「国際医療センター」を備えた新病棟「B棟」を開設した。外国人が治療目的で来日する医療ツーリズムの拠点としても期待されている。

 開設されたB棟は、地下1階、地上8階建ての延べ床面積約3万2000平方メートルで、451床ある。国際医療センターは地下1階にあり、心電図や胃カメラなどの検査が受けられる外来診察室を5室設置。英語や中国語などに対応できる職員を配置し、外国人が安心して受診できる環境を整えた。同病院では2013年夏から、海外からの患者の本格受け入れ準備を始め、16年度には160人超の患者が渡航受診したという。

 このほか、B棟には、周産期医療を担う母体胎児集中治療室(6床)、新生児集中治療室(12床)、新生児回復期治療室(18床)を整備。最上階には緑と森をイメージした内装が特徴のこども病棟(58床)、1階には吹き抜けにした開放的なロビー「ホスピタルパサージュ」を設けた。

 同病院では「我ら、弱き人々への無限の同情心もて、片時も自己に驕おごることなく医を行わん」との理念を掲げており、湯沢由紀夫院長は「この理念のもと、患者のための世界水準の医療・福祉を提供していく」としている。


引用元:
新病棟に外国人のための施設…藤田保健衛生大病院(読売新聞)