厚生労働省は27日、共働き家庭などの小学生が放課後を過ごす学童保育(放課後児童クラブ)で、利用を申し込んでも入れない待機児童が5月1日時点で1万7170人いたと発表した。政府は来年度末までにゼロにする目標を掲げている。過去最多だった前年同時期より33人減ったものの、高水準が続いている。

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 学童保育は登録した児童が学校の空き教室などで、都道府県の認定資格である放課後児童支援員らと遊んだり、宿題をしたりして放課後を過ごす。

 小学1〜3年生の待機児童は9465人で、前年同時期から492人減った。小学生になっても保育ニーズが引き続き高い保育園に通っていた子どもを、優先的に受け入れているクラブもあるためだ。一方、4〜6年生は459人増えて7705人。おおむね10歳未満としていた対象者を、15年度から6年生まで拡大した影響が続いている


引用元:
学童保育の待機児童、1万7千人超 高水準で横ばい(朝日新聞)