子育てを支援するため、県と各自治体が発行している「おおいた子育てほっとクーポン」で利用できるサービスに、別府市は本年度から母乳マッサージと家事援助を加えた。産後間もない母親をサポートすることが目的。市はクーポンを活用してもらい、既に提供しているサービスの周知にもつなげたい考えだ。
昨年夏に開院した123(ひふみ)助産院(光町)では、助産師の大城美代子さんが母乳に関する悩みに応じた乳房のマッサージを行っている。「母乳が出ない」「赤ちゃんの体重が増えない」「乳腺炎になった」など母親の切実な悩みに耳を傾け、授乳回数や食生活、育児の心配事などに対してアドバイスしている。
母乳マッサージは123助産院など近年、市内で増えている五つの助産所が提供する。初診料千円、技術料3千円から。クーポンは助産所が実施している母乳を終える際の「卒乳」マッサージにも利用できる。
母乳育児の悩みは大きいが、身近な施設でサービスが受けられることはあまり知られていないことから、県助産師会でもクーポンの活用をPRしている。同会の助産師宮野康子さんは「産後の不安定な時期に子育ての悩みにも応じられる。気軽に利用して」と話す。
家事援助サービスは、社会福祉法人グリーンコープの事業所「ふくしサービスセンターたんぽぽ」(石垣西)が提供している。1時間1600円からの料金で、産後に家事ができない母親に代わって、掃除や洗濯、調理などを行う。場合によって新生児の世話なども引き受ける。
たんぽぽではこれまでにも、母親の就労や病気などの事情によって、家事が困難な家庭を有料で支援してきた。同事業所は「核家族化で孤立している家庭も多い。クーポンを活用することで少しでも家事や育児の負担減につながればうれしい」と話している。
指定絵本購入にも
別府市では、この他にも保育所での一時預かりや病児保育、インフルエンザの予防接種などのサービスにクーポンを利用できる。今年8月からは指定絵本の購入にも使えるようになった。市子育て支援課は「さまざまなサービスを受けられることを知ってほしい」としている。
<メモ>
クーポンは500円券の20枚つづり。2015年度に就学前の子どもを対象に配り、16年度からは出生児を対象に配布。問い合わせは市子育て支援課(TEL0977・21・1427)へ。
引用元:
おおいた子育てほっとクーポン (大分合同新聞)