出産後の母子を支援する山形市の「産後ケア事業」が本格化している。医療機関や助産所の協力で、退院して間もない母親の心身をケアする取り組み。体調の回復を支えながら育児への不安を取り除き、前向きな子育てを応援する。
産後4カ月以内の母子に向けた事業で▽体調、育児に不安がある▽家族の支援を十分に得られない―場合を対象にしている。7月から事業が本格的に始まり、3カ月間の利用者数は申し込み中を含めて約50人に上る。
出産後の母親は体調が万全ではない。家族の協力を得たいが、「転勤や介護などの事情でかなわない家庭もある」と市保健センターの担当者は話す。産後うつが懸念される期間でもあり、母親に寄り添い、充実した育児につなげていく。
事業は有償で▽ショートステイ▽デイケア▽乳房ケア▽ママサポーター―の各サービスを提供している。「ショートステイ」は指定の医療機関に宿泊しながら育児の相談ができる内容。母親は家事を離れて回復に専念でき、「生まれたばかりのわが子とじっくり向き合える時間にもなる」と担当者は説明する。
産後の入院期間を延長するような感覚で退院直後から利用することもできる。1泊2日6千円、2泊以降3千円。最大6泊7日まで利用できる。「デイケア」は同様のサービスを通所で受けられる。
「乳房ケア」は授乳方法やケアについて助産師に相談できる。通所型は赤ちゃんを連れて外出する練習にもつながり、訪問型は市内なら里帰り先でも利用できる。1回1時間程度で費用は通所が千円、訪問が1500円。
「ママサポーター」は福祉サービスの事業者などが家事と育児を援助する。つわりがひどい場合など妊娠中から利用でき、1回2時間以内で1500円。
市民税非課税世帯、生活保護受給世帯には料金の減免もある。担当者は「どのサービスも、子どもの成長を一緒に喜んでくれる人が身近にいてくれる。育児の喜び、励みになるはず」と話す。問い合わせは市保健センター023(647)2280。
引用元:
山形市、産後の母子支援を本格化 「心身ケア事業」利用3カ月で50人(47NEWS)