風邪の赤ちゃんに市販の咳止めシロップやドロップを飲ませても大丈夫なのでしょうか。1歳以下の子どもにはちみつは厳禁ですよね。今回は咳止めシロップについてお役立ち情報をお伝えします。「効く?効かない?」「副作用は?」など気になる疑問に答えます。
この記事の監修ドクター
有明こどもクリニック 小暮 裕之先生
地域の皆さまに信頼されるかかりつけの医療機関として、スタッフ一同、より質の高い医療の提供を目指してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
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いきなり咳止め薬はNG!咳が出ている時の対処法
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いくら小児用咳止めが自宅にあっても、咳が出ている赤ちゃんにいきなり飲ませるのはダメです。病院で診て貰わなければならない病気の可能性もあるので、まずは様子を観察して下さい。病気以外の原因で咳が出ることもあります。
赤ちゃんの咳=病気とは限らない?
赤ちゃんはちょっとした刺激で咳が出ることもあるので「咳=病気」とは限りません。室内の乾いた空気やホコリに反応し、咳が出ることもあります。
普段と同じように元気な様子で、熱など他の症状が出ていない場合は、部屋の掃除や換気対策、加湿対策で咳が治まる可能性大です。ホコリが多い環境、乾燥した環境は喘息やアレルギー症状勃発のきっかけになることもあるので、常に赤ちゃんが快適でいられる環境を整えてあげましょう。
はちみつはダメ!風邪の赤ちゃんをケアする4つの方法
鼻水や微熱も出ていて咳が止まらない時は、赤ちゃんが風邪をひいてしまっている可能性が高いでしょう。ウイルス性の風邪でも軽い状態で高熱が出ていなければ、家庭でのケアで改善することも。はちみつには咳を減らす作用がありますが、1歳未満の乳幼児には厳禁なので与えないようにしましょう。
鼻水を吸い取ってあげよう
鼻水が気管を塞いで咳の原因になることも多いので、鼻水吸引器でこまめに鼻水を吸い取ってあげたり、綿棒やティッシュでこよりを作ってくしゃみを誘発することも効果的です。
普段より枕を高い位置に
痰がひどい時は枕をほんの少しだけ高くすると、気道を確保しやすくなり、楽に呼吸することができます。
加湿対策も忘れずに
室内の空気が乾いていると痰も出にくくなり、絡みやすくなってしまうので、加湿器を稼働させるなどして、加湿対策を行います。濡れたタオルを干すだけでも湿度を上げることができます。
水分補給も咳止め効果が
喉を直接水分で潤す対策も有効なので、母乳やミルク、水やお茶もたっぷり上げて下さい。ただし冷たい飲み物は弱った喉に刺激が強過ぎるので、常温の飲み物が理想的です。柑橘系のジュースも刺激が強いので、避けた方が無難かも知れません。
咳止め薬が必要?病院に行く目安
水分補給や加湿対策でも赤ちゃんの咳が治まらないようなら、病院で診て貰った方が安心です。ウイルス性の風邪の他、肺炎や気管支炎、小児気管支喘息、百日咳、副鼻腔炎、クループ症候群も、咳の症状が出る病気です。咳がひどいと十分な睡眠も確保することができません。
咳込んでしまい、母乳やミルクがうまく飲めなくなると、脱水症状が起きる可能性もあります。顔色が悪い、ぐったりして呼びかけにあまり反応しない、おしっこの回数が極端に少ない……など深刻な症状を伴う場合は、夜間や祝祭日でも緊急外来に連絡しましょう。
判断できない時は小児緊急電話相談 (#8000)に連絡すると指示して貰えます。「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」、「ケンケン」など、病的な咳をしている時も早急に診て貰う必要があります。
病院で処方される咳止め薬は安全なの?
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赤ちゃんの咳が止まらない時、念の為病院で診て貰った方が安心です。ただ、たとえ医療機関で処方された薬でも、赤ちゃんに使う時は不安を感じることがあるかも知れません。ここでは処方される咳止め薬の安全性について確認しておきましょう。
赤ちゃんや子どもに処方される咳止め薬
赤ちゃんの咳で病院を受診すると、どんな薬が処方されるのでしょう。原因の病気によって処方される薬は異なりますが、一般的には咳を止めるための鎮咳薬(ちんがいやく)を出して貰えます。
鎮咳薬は麻薬性と非麻薬性の薬に大別されますが、1歳未満の子供には非麻薬性の薬が処方されます。鎮咳薬が単独で処方されることは少なく、去痰剤や抗生物質、解熱鎮痛剤などと一緒に飲むよう指示されるケースが目立ちます。
〜薬の成分と商品名〜
■鎮咳薬 → チペピジンヒベンズ酸塩 (アスベリン)
■去痰剤 → L-カルボシステイン (ムコダイン、カルボシステイン)、アンブロキソール塩酸塩 (ムコサール、ムコソルバン)
■解熱鎮痛剤 → アセトアミノフェン (カロナール)
代表的な咳止め薬アスベリンの副作用をチェック
アスベリン→呼吸中枢に働きかけて咳を止める薬で、主成分はチペピジンヒベンズ酸塩。服用後、赤いおしっこが出ることがありますが、成分の変化で起こる反応で血尿ではありません。内服薬、散剤、錠剤もありますが、赤ちゃんにはドライシロップが飲みやすいでしょう。
アスベリン自体の副作用はほとんどありませんが、食欲不振や便秘、眠気など軽い症状が見られる場合もあります。
効かない……と市販の咳止めシロップを追加するのは危険!
アスベリンは服用してから30分から60分経過した頃から効き始め、5〜6時間効果が持続します。飲んで即咳が止まるわけではなく、効き目には個人差があります。アスベリンは副作用の少ない薬で、病院でも他の薬とも飲み合わせも配慮した上で処方されるので、安心して飲むことができます。
ただし、市販の咳止めシロップなどを勝手に追加するのは厳禁です。薬の成分が重複し、副作用が出やすくなる可能性もあるので気をつけて下さい。
子ども用の咳止めドロップはいつから飲ませる?
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実際、咳止めドロップを服用できる年齢は何歳からなのでしょうか?
飲ませて良い年齢
咳止めドロップの対象年齢はシロップ同様メーカーによって異なりますが、一般的には5歳以上の子どもが対象年齢になっています。幼稚園の年中さんぐらいになると、ドロップを服用できるようになります。
5歳未満の子どもは飴を喉に詰まらせる可能性もありますし、舐めずに噛んでしまうこともあります。まだ正しい方法で服用するのが難しいので、与えるのは5歳になるまで待ちましょう。
まとめ
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赤ちゃんや子ども用の咳止め薬について、処方薬から市販薬まで、安全性を検証してみました。咳が出ている時、大人ははちみつで喉を潤すこともできますが、1歳以下の乳幼児にはちみつは厳禁です。
空気の乾燥やホコリが原因で咳が出ている時は加湿対策や掃除をきちんとすることで症状が落ち着くはずですが、病的な咳が続いている場合は病院を受診しましょう。風邪以外の原因かも知れないので、油断は禁物です。
漢方など安全性が高く副作用が少ない咳止め薬を処方して貰えます。単独では効かないこともあるので、他の薬と一緒に飲むよう指示されることも少なくありません。
どうしても病院に行けない時はコンビ二でも扱っている市販の咳止めシロップを使うこともできますが、対象年齢は3カ月以上からです。ドロップは5歳未満の子どもに与えることはできません。
引用元:
【医師監修】赤ちゃんの咳止め薬の副作用は?安全性や成分などを解説(ニコニコニュース)