「もし乳がんになっても仕事を続けたい」と望む女性は61・2%に上ることが二十日、民間の調査で分かった。一方、妻が乳がんになった場合「仕事を続けてほしい」と考える男性はわずか22・4%で、仕事を続けたい女性と治療を優先してほしいと望む男性との意識の差が明らかになった。


 調査は損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険が九月、二十〜五十代の既婚男女千百人にインターネットで実施し、千六十四人が回答。現状で仕事をしているかどうかは不問とした。


 「乳がんになっても仕事を続けたい」とした女性は29・4%、「どちらかといえば続けたい」は31・8%。男性では「配偶者に乳がんになっても仕事を続けてほしい」と「どちらかといえば続けてほしい」が計22・4%で、反対に「続けてほしくない」「どちらかといえば続けてほしくない」は計31・4%だった。


 自分や配偶者が乳がんになって最も不安なことは「治療費や生活費などの金銭面」(男性41・8%、女性50・6%)が男女ともに最多。次は「今まで通り家事、育児ができるか」(男性25・8%、女性27・6%)。


 乳がんへの関心が高くなるのは男女ともに「芸能人や著名人が乳がんを公表した時」が最多だった。


引用元:
「乳がんでも働きたい」61% 民間調査で男女の意識に差(東京新聞)